最終更新日:06/16/2023

スペイン リベラ・デル・ドゥエロの美味しい赤ワイン

こんにちは、Ryokoです。

スペインを代表する赤ワイン品種、テンプラニーリョ。

今回は、その代表的な産地のひとつ、リベラ・デル・ドゥエロ (Ribera del Duero)に的を絞って、ご紹介してきます。

リベラ・デル・デュエロのテンプラニーリョの特徴や、おすすめのワイン、合わせたい料理のアイディアについて、まとめてみました。


スペインを代表する赤ワイン・テンプラニーリョ

テンプラニーリョ(Tempranillo)とは、スペイン原産のぶどう品種。

比較的栽培しやすいと言われ、スペインの多くの場所で栽培されています。

特に代表的な産地が、リオハ (Rioja)と、リベラ・デル・ドゥエロ(Ribera del Duero) 。

リオハは、スペイン最古にして最大のワイン産地です。

いっぽう、リベラ・デル・デュエロは、リオハよりも歴史は浅いですが、良質なワインの産地として、注目されています。

ひとことでテンプラニーリョと言っても、このリオハとリベラ・デル・デュエロでは、それぞれに違う味わいを持つんです。

スペインのワイン産地 リベラ・デル・ドゥエロ

リベラ・デル・ドゥエロは、スペイン北西部のカスティーリャ・イ・レオン(Castilla y León)州にあります。

スペインの政府認定のぶどう栽培地DO*のひとつです。

*DO=Denominación de origen / デノミナシオン・デ・オリヘン=原産地呼称制度

造られるのは、赤ワインのみ。

その8割が、テンプラニーリョ (Tempranillo)です。

このエリアでは、ティント・フィノ(Tinto Fino)と呼ぶこともあります。

リベラ・デル・ドゥエロのテンプラニーリョの特徴

色は、濃くてきれいなルビー色。

しっかりとした香りのものが多いです。

ダークチェリーやプルーンのような、ギュッと濃い果実の香りと、タバコやレザー (革)のような、渋い香りが特徴的。

味わいは、香りで感じるよりもぐっと飲みやすい、フルーティなものが多いです。香りと同じく、ダークチェリーの風味です。

樽熟成されていることがほとんどで、フレンチオークとアメリカンオークのダブル使いにより、ワインにより深みを与えています。

ミディアム~フルボディで、タンニンや酸もしっかりめです。

リベラ・デル・デュエロのテンプラニーリョに合う料理

テンプラニーリョは、しっかりとした深い味わいながら、さまざまな料理に合わせやすいのが、ひとつの特徴です。

スペアリブや、ガッツリとしたステーキ、ショートリブの赤ワイン煮込みなど、豚肉・牛肉とは間違いない組み合わせ。

また、しょう油との相性がとてもいいです。

スペアリブやショートリブをしょう油味にマリネして焼いたり、和食なら、しょう油と生姜がきいた、鶏の竜田揚げも、いい組み合わせになります。

PrimeSteak
ステーキに合う力強さ
SpareRib
スペアリブはテンプラニーリョとの相性ばっちり

リベラ・デル・ドゥエロのおすすめ赤ワイン

1. Cepa 21

スペイン リベラ ・デル・ドゥエロ の赤 ワイン
Cepa 21 2017

まずは、CEPA 21。

歴史あるワイン産地リベラ・デル・ドゥエロにおいて、これまでどは違う、新しいやり方を用いて、美味しいワインを生み出す、というのがこのワイナリーのミッション。

そのフラッグシップワインが、このCepa 21です。

フレンチオークとアメリカンオークで、14ヶ月熟成されたこのワイン。

色は濃く、紫がかったルビー色で、グラスに注いだ瞬間から、複雑な香りが立ちます。

最初に感じるのは、バニラやダークチェリーの香り。その後に、タバコのようなスパイシーさと、レザーやプルーンの香りも感じられます。

飲んでみると、香りから受ける印象ほど複雑ではなく、ダークチェリーやベリー系の果実味たっぷり、ジューシーです。

タンニンや酸もしっかりしています。

購入場所:Liquor Outlet Wine Cellars (Boonton, NJ) 約17ドル 約23ドル (2023年5月現在)

ちなみに、このワイナリーはワイン製造と観光業との融合にも力を入れているそうで、ワイナリーには、スタイリッシュなレストランも併設されています。


2. Emilio Moro

スペイン リベラ ・デル・ドゥエロ の赤 ワイン Emilio Moro
Emilio Moro

続いては、Emilio Moro (エミリオ・モロ) 。

ミディアム・ボディで、なめらかな飲み心地の赤ワインです。

色は濃いルビー色。

ダークチェリーやプルーンのような、はっきりとした、いい香りと、レザーやタバコのような渋い香りをほのかに感じます。

香りから想像するよりも、味わいはぐっとフルーティ。

フレンチオークとアメリカンオークで12ヶ月間熟成させているため、プルーンなどの黒果実の風味に加え、奥のほうに、バニラのようなまろやかさもあります。

酸とタンニンは穏やかで、なめらかな飲み心地。

飲み応えはありますが、重すぎることはなく、美味しく飲み進めることのできるワインです。

購入場所:Liquor Outlet Wine Cellars (Boonton, NJ) 約18ドル 約23ドル (2023年5月現在)

日本でも購入できます
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まとめ:深くて美味しいリベラ・デル・ドゥエロの赤ワイン

今回は、スペイン、リベラ・デル・ドゥエロの赤ワイン、テンプラニーリョをご紹介しました。

軽やかなリオハに対し、深みを楽しむリベラ・デル・ドゥエロの赤ワイン。

意外とフードフレンドリーなところも、さすが美食の国、スペインですね。

スペインを代表するもうひとつのワイン産地・リオハについては「スペイン最大の産地 リオハ (Rioja)の赤ワイン」にまとめていますので、ぜひ併せてご覧ください。

今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

それでは、また次回。

Ryoko



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