残念ながら、Anchor Brewingは、2023年に、その長い歴史の幕を閉じてしまいました。
もう飲めないと思うと、悲しい限りです。
こんにちは、Ryokoです。
今日のビールは、サンフランシスコのAnchor BrewingのシグニチャービールAnchor Steam。
Anchor Brewing (アンカー・ブルーイング)は、カリフォルニアで最初にできたクラフトブルワリーです。
製法がユニークな、ラガービールです。
Anchor Steam の基本情報
ブルワリー:Anchor Brewing ( アンカー・ブルーイング)
ブルワリー所在地:カリフォルニア (CA)州・サンフランシスコ
ビールの種類:ラガー
アルコール度数(ABV):4.9%
苦み度数(IBU):37
アメリカで最も歴史あるビール
アンカースチーム が発売されたのは、1896年。
アンカー・ブルーイングがビジネスを始めた同じ年に、発売されました。
カリフォルニア州で最初にできたブルワリーであり、最初に作られたビール。
アメリカで、最も歴史あるビールのひとつで、クラフトビールの先駆け的存在です。
2017年に、日本の大手・サッポロビールの傘下に入りましたが、本社は変わらずサンフランシスコにあります。
ラガーとエールのいいとこ取りした美味しいビール
アンカースチームのカテゴリーは、ラガービール。
特筆すべきは、その製法です。
それは、ラガー用の酵母を、エール用の酵母と同じ温度で発酵させるというもの。
それにより、ラガーのキレを残しつつも、コクのある、風味豊かなビールに仕上がるんだそうです。
確かに、その茶褐色の色も、コクのある味わいも、一般的なラガーとは違う、エール系ビールの雰囲気です。
モルトの香ばしさ、苦味、コク、酸味が、バランスよくまとまっていて、ユニークな製法ながら、味わいは正統派、という感じ。
細かいことは抜きにして、とにかく美味しいビールです。
個性の強いビールをいろいろ飲んだ後、定期的に戻ってきたくなる、安心感があります。
♦♦
工場見学とテイスティング
サンフランシスコにある、アンカー・ブルーイング の工場では、事前予約制で、ツアーに参加することができます。
さすが、歴史ある老舗ブルワリー。マイクロブルワリーとは違い、スケールが大きく、各工程の説明ひとつひとつが、しっかりしています。
お楽しみは、なんといっても、テイスティングタイム。
ツアーの最後に最後に、その時間がやってきます。
定番から、限定ものまで、いろいろなビールを少しずつ、試飲することができます。
サンフランシスコを訪れたら、一度は行っておきたい場所。
街の中心からは、バスで近くまで行くことができますが、少し治安の良くない場所も通り抜けるため、Uberやタクシーを使ったほうが、安心かもしれません。
*工場見学については2012年訪問時の情報を基にしています。
♦♦
クリスマス限定ビールにも注目
アンカー・ブルーイングといえば、クリスマスシーズン限定の黒ビールも、有名です。
毎年、レシピが少しずつ変わり、新しい味が楽しめます。
ラベルのデザインも毎年変わり、そのコレクターもいるほど。
アンカースチームと並んで、アンカー・ブルーイングを代表するビールです。
日本でも購入できるカリフォルニアのビールはこちら
楽天市場でカリフォルニア産のビールを見てみる
♦♦
今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回。
Ryoko