こんにちは、Ryokoです。
スペインを代表する赤ワイン品種、テンプラニーリョ。
今回は、その代表的な産地のひとつ、リベラ・デル・ドゥエロ (Ribera del Duero)に的を絞って、ご紹介してきます。
リベラ・デル・デュエロのテンプラニーリョの特徴や、おすすめのワイン、合わせたい料理のアイディアについて、まとめてみました。
スペインを代表する赤ワイン・テンプラニーリョ
テンプラニーリョ(Tempranillo)とは、スペイン原産のぶどう品種。
比較的栽培しやすいと言われ、スペインの多くの場所で栽培されています。
特に代表的な産地が、リオハ (Rioja)と、リベラ・デル・ドゥエロ(Ribera del Duero) 。
リオハは、スペイン最古にして最大のワイン産地です。
いっぽう、リベラ・デル・デュエロは、リオハよりも歴史は浅いですが、良質なワインの産地として、注目されています。
ひとことでテンプラニーリョと言っても、このリオハとリベラ・デル・デュエロでは、それぞれに違う味わいを持つんです。
スペインのワイン産地 リベラ・デル・ドゥエロ
リベラ・デル・ドゥエロは、スペイン北西部のカスティーリャ・イ・レオン(Castilla y León)州にあります。
スペインの政府認定のぶどう栽培地DO*のひとつです。
*DO=Denominación de origen / デノミナシオン・デ・オリヘン=原産地呼称制度
造られるのは、赤ワインのみ。
その8割が、テンプラニーリョ (Tempranillo)です。
このエリアでは、ティント・フィノ(Tinto Fino)と呼ぶこともあります。
リベラ・デル・ドゥエロのテンプラニーリョの特徴
色は、濃くてきれいなルビー色。
しっかりとした香りのものが多いです。
ダークチェリーやプルーンのような、ギュッと濃い果実の香りと、タバコやレザー (革)のような、渋い香りが特徴的。
味わいは、香りで感じるよりもぐっと飲みやすい、フルーティなものが多いです。香りと同じく、ダークチェリーの風味です。
樽熟成されていることがほとんどで、フレンチオークとアメリカンオークのダブル使いにより、ワインにより深みを与えています。
ミディアム~フルボディで、タンニンや酸もしっかりめです。
リベラ・デル・デュエロのテンプラニーリョに合う料理
テンプラニーリョは、しっかりとした深い味わいながら、さまざまな料理に合わせやすいのが、ひとつの特徴です。
スペアリブや、ガッツリとしたステーキ、ショートリブの赤ワイン煮込みなど、豚肉・牛肉とは間違いない組み合わせ。
また、しょう油との相性がとてもいいです。
スペアリブやショートリブをしょう油味にマリネして焼いたり、和食なら、しょう油と生姜がきいた、鶏の竜田揚げも、いい組み合わせになります。
リベラ・デル・ドゥエロのおすすめ赤ワイン
1. Cepa 21
まずは、CEPA 21。
歴史あるワイン産地リベラ・デル・ドゥエロにおいて、これまでどは違う、新しいやり方を用いて、美味しいワインを生み出す、というのがこのワイナリーのミッション。
そのフラッグシップワインが、このCepa 21です。
フレンチオークとアメリカンオークで、14ヶ月熟成されたこのワイン。
色は濃く、紫がかったルビー色で、グラスに注いだ瞬間から、複雑な香りが立ちます。
最初に感じるのは、バニラやダークチェリーの香り。その後に、タバコのようなスパイシーさと、レザーやプルーンの香りも感じられます。
飲んでみると、香りから受ける印象ほど複雑ではなく、ダークチェリーやベリー系の果実味たっぷり、ジューシーです。
タンニンや酸もしっかりしています。
購入場所:Liquor Outlet Wine Cellars (Boonton, NJ) 約17ドル 約23ドル (2023年5月現在)
ちなみに、このワイナリーはワイン製造と観光業との融合にも力を入れているそうで、ワイナリーには、スタイリッシュなレストランも併設されています。
2. Emilio Moro
続いては、Emilio Moro (エミリオ・モロ) 。
ミディアム・ボディで、なめらかな飲み心地の赤ワインです。
色は濃いルビー色。
ダークチェリーやプルーンのような、はっきりとした、いい香りと、レザーやタバコのような渋い香りをほのかに感じます。
香りから想像するよりも、味わいはぐっとフルーティ。
フレンチオークとアメリカンオークで12ヶ月間熟成させているため、プルーンなどの黒果実の風味に加え、奥のほうに、バニラのようなまろやかさもあります。
酸とタンニンは穏やかで、なめらかな飲み心地。
飲み応えはありますが、重すぎることはなく、美味しく飲み進めることのできるワインです。
購入場所:Liquor Outlet Wine Cellars (Boonton, NJ) 約18ドル 約23ドル (2023年5月現在)
日本でも購入できます
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まとめ:深くて美味しいリベラ・デル・ドゥエロの赤ワイン
今回は、スペイン、リベラ・デル・ドゥエロの赤ワイン、テンプラニーリョをご紹介しました。
軽やかなリオハに対し、深みを楽しむリベラ・デル・ドゥエロの赤ワイン。
意外とフードフレンドリーなところも、さすが美食の国、スペインですね。
スペインを代表するもうひとつのワイン産地・リオハについては「スペイン最大の産地 リオハ (Rioja)の赤ワイン」にまとめていますので、ぜひ併せてご覧ください。
今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回。
Ryoko