最終更新日:06/08/2023

ソノマのピノ・ノワール 特徴とおすすめワイン 

こんにちは、Ryokoです。

今日は、カリフォルニア、ソノマカウンティのピノ・ノワールについて。

アメリカ産のピノ・ノワールなら、注目したいの産地はふたつ。

オレゴン州と、カリフォルニア州ソノマカウンティです。

でも、それぞれのエリアで作られるピノ・ノワールは、味わいがまるで別物。

今回の記事では、ソノマのピノ・ノワールに注目し、特徴や、おすすめワイン、合わせたい料理のアイディアなどを、ご紹介します。


ソノマカウンティのワイン

まずは、ソノマカウンティの中でも、特に注目したい、ワイン産地について。

冷涼な気候を好む、ピノ・ノワールやシャルドネが多く栽培されるのは、ソノマ南部のエリアです。

AVAと呼ばれる、アメリカ政府認定のぶどう栽培地域に認定されているのが、以下。

  • Russian River Valley (ロシアン・リヴァー・ヴァレー)
  • Chalk Hill (チョーク・ヒル)
  • Sonoma Valley (ソノマ・ヴァレー)
  • Los Carneros (ロス・カーネロス)
  • Sonoma Coast (ソノマ・コースト) *南北に走るエリア

これらの産地に注目すれば、当たりワインに出会える確率アップです。

ソノマのピノ・ノワール の特徴

色はルビー色。濃くて、きれいな色のものが多いです。

香りの高いものが多く、いちごやラズベリーなどのベリー系、さくらんぼのような甘酸っぱい果実味、白こしょう、バニラやナツメグなどのスパイス感、そして土っぽさ (Earthy)や、レザー (革)にような風味が、特徴的です。

実は、オレゴン産も、だいたい同じ特徴を持っています。

何が決定的に違うかと言うと、その果実味の濃さです。

カリフォルニア産は、オレゴン産に比べて、濃いです。果実味が、しっかりしています。

一方、オレゴン産は、軽やか。エレガントです。

オレゴンのピノ・ノワールが、品格高めのフランス産寄りであるとすれば、カリフォルニア産は、いかにもアメリカっぽい、やや主張強めのピノ・ノワール、という感じ。

好き嫌いの分かれるところでもありますが、飲み慣れると、案外、しっかり味のピノ・ノワールも、クセになるんです。

ソノマのピノ・ノワール に合う料理

風味・味わいが強めのカリフォルニア産のピノ・ノワールには、ややしっかり目のお料理にもよく合います。

たとえば、鶏の赤ワイン煮込みなど、お肉を赤ワインで煮込むタイプのお料理との相性はぴったりです。

赤ワインが残ったら 鶏肉の赤ワイン煮込みCoq au vin

赤ワイン が残ったらこの 料理 簡単 鶏肉の赤ワイン煮込み
鶏の赤ワイン煮込み (coq au vin)はソノマのピノ・ノワールと相性ピッタリ

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ほかには、レバーやきのこのパテ、ちょっとクセが強めの熟成チーズにも、ぴったり。

もちろん、一般的にピノ・ノワールに合うとされる、豚肉や、牛挽肉、きのことの相性も、決して悪くありません。

定番ボロネーゼ(ボロネーズ/ミートソース/ラグーソース)のパスタや、ミートローフも、間違いなく合わせられます。

ソノマ産のおすすめピノ・ノワール

1.Patz & Hall Sonoma Coast Pinot Noir

ソノマ の ピノ・ノワール Patz & Hall SonomaCoast PinotNoir
Patz & Hall Sonoma Coast Pinot Noir

まずは、名門Patz & Hall (パッツ&ホール)の、Sonoma Coast Pinot Noirです。

AVAのひとつ、ソノマコーストで栽培されるピノ・ノワールです。

いかにもカリフォルニア産ピノノワールらしい、厚みのあるタイプ。

飲み応えもしっかりしています。

色、香りともに、ピノ・ノワールの特徴である、ベリー系、チェリー系、スパイス感のすべてが表現されたワインです。

購入場所
Liquor Outlet Wine Cellars (Boonton, NJ) 約40ドル 約43ドル (2023年5月現在)

日本でも購入できます
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2.Capiaux Chimera Pinot Noir (A.V.A. ロシアン・リヴァー・ヴァレー)

ソノマのピノ・ノワール Capiaux Chimera Pinot Noir
Capiaux Chimera Pinot Noir

2本目は、Capiaux Chimera Pinot Noir。

こちらは、ロシアン・リヴァー・ヴァレー (Russian River Valley)のワインです。

注いだ瞬間から、その華やかな香りが印象的ですが、さらに、飲んだときに鼻から抜ける香りのよさが、たまりません。

味わいは、香りから想像するよりも、まるみがあります。

果実味とスパイス感のバランスのいい1本。

タンニンは中程度、後味は長め。ミディアムボディです。

カリフォルニア産の中では、やや軽やかなタイプのピノ・ノワールです。

購入場所:Liquor Outlet Wine Cellars (Boonton, NJ) 約27ドル (2022年4月現在)

日本でも購入できます
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3.Meiomi Pinot Noir

ソノマ の ピノ・ノワール meiomi pinotnoir
Meiomi Pinot Noir

3つめは、ぐっとカジュアルな、Meiomi Pinot Noir。

ソノマだけでなく、Monterey(モントレー)、Santa Barbara(サンタバーバラ)など、カリフォルニアの、いくつかの異なる産地のピノ・ノワールで造られるワインです。

香りからは、ベリー系の甘い香り、白こしょうのスパイス感、Earthyさを感じますが、飲んでみると、断然、ベリーの甘酸っぱさと、バニラ感が前に出てきます。

風味豊かで、飲むほどに、いろいろな表情を感じることのできる、おもしろいワイン。

酸味はほどほど、なめらかなミディアムボディです。

購入場所
Liquor Outlet Wine Cellars (Boonton, NJ) 約20ドル (2023年5月現在)

日本でも購入できます
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まとめ:果実味たっぷりのピノ・ノワール

今回は、カリフォルニア、ソノマカウンティのピノ・ノワールをご紹介しました。

その濃い果実味から、ピノ・ノワールファンからは、邪道と言われたりもする、カリフォルニアのピノ・ノワール。

確かに、お金をかけるなら、オレゴン産や、本場フランスのブルゴーニュ産を選びたい気持ちは無きにしも非ずですが、ワインレパートリーのひとつとして、覚えておいて損はない、美味しいワインです。

アメリカのワインについては「アメリカのワイン まず覚えたい産地と品種」の記事にもまとめています。ぜひ併せてご覧ください。

今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

それでは、また次回。

Ryoko



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