こんにちは、Ryokoです。
今日は、パスタボロネーゼとワインのペアリングアイディアをご紹介します。
イタリアンレストランの定番料理であり、家庭料理の定番でもあるパスタボロネーゼ。
ワインとの相性もよく、いろいろなペアリングが楽しめます。
知っておけば、リカーストアでのワイン選びはもちろん、レストランでのチョイスもぐっと簡単になります。
ボロネーゼとは。ラグーとは。ミートソースとは。
まずは、ボロネーゼ豆知識を少し。
ボロネーゼソース、ラグーソース、ミートソース・・・よく見かけるパスタのメニューですが、これらは同じものでしょうか、それとも別物?
ボロネーゼ(Bolognese)は、イタリア北部、エミリア・ロマーニャ州の州都ボローニャ(Bologna)発祥の料理。
ボロネーゼ とは、イタリア語で、ボローニャ風の、という意味です。
正式名称は、ラグー・アッラ・ボロネーゼ (ragù alla bolognese)。
つまり、ボローニャ風のラグー。
では、ラグーとは?
ラグーとは、肉や魚、野菜を煮込んだ料理全般の名称で、もともとはフランス語。
ことイタリアでは、ラグーと言えば、煮込み料理というよりも、ソースを指すようです。
そして、ラグーソースの中でも、牛肉や豚肉とトマトを煮込んで作るのが、ボローニャ風。
それが、ボロネーゼソースです。
イタリアンレストランで、お店によってラグーと書かれていたり、ボロネーゼと書かれていたりしますよね。
それらは、基本的には同じ料理。ただ、ラグーは、お店によっては、魚を使ったソースということもありえるわけです。
では、日本人におなじみのミートソースは?
調べたところ、ミートソースは、やはり、日本生まれの料理。
お肉とトマトのほかに、ケチャップや砂糖が使われているのが特徴です。
ラグーやボロネーゼを、より手軽に、誰にでも食べやすくアレンジされたのが、ミートソース。ボロネーゼソースやラグーソースとは、似て非なる料理なんですね。
道理で、アメリカで、スパゲッティミートソースというメニューがないわけです。
パスタボロネーゼに合うワイン
パスタボロネーゼは、様々な赤ワインに合う料理のひとつ。
大ハズレすることはまずないので、気軽に楽しむことができます。
好きな赤ワインを合わせれば良し!なのですが、ここでは、特におすすめしたい種類をいくつか、ご紹介したいと思います。
ソノマのカベルネ・ソーヴィニヨン
牛・豚・鶏、どのひき肉でも成り立つボロネーゼソースですが、やっぱりごちそう感が出るのは、牛。
レストランのボロネーゼも、たいてい、牛ですね。
牛ひき肉を使ったボロネーゼには、カリフォルニア州ソノマのカベルネ・ソーヴィニヨンがおすすめです。
ナパヴァレー産よりも、ややまろやかで、エレガントな味わいのソノマ産は、ひき肉料理にとてもよく合います。
レストランでボロネーゼを選ぶときにも、ソノマのカベルネ、ぜひ注目してみてください。
イタリアのカジュアル赤ワイン
言わずもがな、パスタボロネーゼはイタリア料理。
なので、イタリアのワインは、間違いありません。
イタリア産のワインが豊富なお店では、ぜひ気になるイタリアの赤ワインを選んでみてください。
イタリアの赤ワインで、お手頃価格のものは、概して、重すぎず軽すぎずなので、どれを選んでも、大きくハズすことはありません。
強いて言えば、キャンティは、味わいが幅広く、好みでないこともあるかも。
その点、バルベーラや、モンテプルチアーノは、ほぼ間違いなく、ボロネーゼとの相性ぴったりです。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
カジュアルで美味しいイタリアのおすすめ赤ワイン
オレゴンのピノ・ノワール
お家でボロネーゼソースを作るとき、少しアレンジをきかせて、ミートローフ用に牛、豚、子牛 (veal)がミックスされたひき肉を使うのも、手です。
その時は、少し軽めに、オレゴン産のピノ・ノワールがおすすめ。
牛xカベルネ・ソーヴィニヨンよりも、やや軽やかな、ひと味違う組み合わせが楽しめます。
時間がある休日に。ボロネーゼソースの作り方
ボロネーゼソースは、案外簡単なんですよね。
材料を炒めて、煮込むだけ。
おいしくするコツは、じっくりとできるだけ長い時間煮込むこと。
時間のある休日に作りたい料理です。
まとめ : 無限の可能性 パスタボロネーゼのペアリング
今回は、パスタボロネーゼとワインのペアリングアイディアをご紹介しました。
レストランでペアリングを試すも良し、家でお手製ボロネーゼと合わせてみても良し。
今回、特におすすめしたいワインをご紹介しましたが、基本的には、赤ワインならほとんどハズレることは無し。
手軽ながら、無限の可能性を秘めたペアリングです。
気張った料理ではないので、お手頃価格のワインで充分。
気になる赤ワインを選んで、お気に入りの組み合わせを、ぜひ見つけてみてください。
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今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回。
Ryoko