最終更新日:10/26/2024

ナパヴァレーのメルロー 特徴とおすすめワイン

Merryvale Merlot

こんにちは、Ryokoです。

今日は、カリフォルニア、 ナパヴァレーのメルローについて。

飲み応えがありつつ、飲みやすく、食事にも合わせやすくて、使い勝手のいいワインです。

案外、好き嫌いを問わないワインかもしれません。

今回の記事では、ナパヴァレーのメルローの特徴や、おすすめのワイン、メルローに合わせたい料理のアイディアなどをご紹介していきます。


メルローとは

メルローとは、フランス・ボルドー地方原産の赤ワイン品種のぶどうです。

カベルネ・ソーヴィニヨンに次いで、世界第2位の栽培面積を持つ、メジャー品種。

フランスをはじめ、世界各地で作られていて、アメリカなら、カリフォルニアのナパヴァレーが有名です。

また、日本でも、多く栽培されています。

メルローの特徴

色はきれいなルビー色

深い果実の香りや、レザー (革)、スパイスの香りが特徴的です。

味わいは、銘柄によって少しずつ違う特徴がありますが、いちごやカシスなどのレッドベリー系のメルローと、プルーンなどのストーンフルーツ系の風味が立っているメルローがあります。

概して、滑らかなタンニンで、やさしい飲み心地。

また、多くの場合、他の品種とブレンドされます。

メルローに合う料理

甘辛い肉料理

メルローとのペアリングで、特に美味しいのが、甘辛い系の、濃い目の味つけの、肉料理です。

中でも、絶対的な組み合わせ、と言われているのが、すき焼きです。

もっとデイリー向きのお料理ならば、鶏の照り焼きも、いい相性。

モダンな和食レストランで出てきそうな、素敵なペアリングが楽しめます。

煮込みハンバーグや、日本風ビーフストロガノフなど、デミグラスソースを使った、お肉料理もいいです。

余談ですが、アメリカで一般的なビーフストロガノフは、白っぽいクリーム系なんですよね。

日本式のデミグラスソース味ほうが、メルローには合っていると思います。

(本場ロシアのストロガノフは、どうでしょうね?)

チーズがきいた料理

赤ワインとチーズは、もちろん鉄板の組み合わせですが、ひとつ、ぜひおすすめしたいのが、チーズのパスタ・カチョエペペ (Cacio e Pepe)です。

ペコリーノ・ロマーノと、パルメザンチーズ、黒コショウの風味が、深みとスパイス感のあるメルローにぴったり。

そのほか、チーズを使った料理なら、グッとカジュアルに、タコスやピザもありです。

チーズ単体なら、マンチェゴチーズもよく合いました。

ナパヴァレー の メルロー 特徴とおすすめワイン Beaf Demi Glace
デミグラスソースで牛肉を軽く煮込んだストロガノフ”風”でも充分美味しい

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ナパヴァレー の メルロー 特徴とおすすめワイン cacioepepe
チーズと黒こしょうたっぷりのカチョエペペとも相性ぴったり

 

ナパ産の赤ワインならこちらも
ナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨン 特徴とおすすめワイン

 

おすすめのナパヴァレーのメルロー

1.Oberon Merlot (オベロン・メルロー)

ナパ・ヴァレー の メルロー 特徴とおすすめワイン Oberon Merlot
Oberon Merlot (オベロン・メルロー)

ナパヴァレーのメルローの魅力に、最初に気づかせてくれたのが、このOberon Merlot (オベロン・メルロー)です。

色は濃いルビー色。
見る角度によって、紫が強かったり、赤みが強かったりします。

香りから想像する味わいのとおり、ブラックベリーやカシスのような、しっかりしたベリー系の果実感と、こしょうや、たばこのようなスパイシーさが感じられます。

焼きたてのパンのような、ふんわりと甘くやわらかい、イーストの風味もあります。

フレンチオークで熟成されているので、飲み心地はとてもなめらか。丸みのある、上品な味わいです。

酸とタンニンはとても穏やか。ミディアムボディです。

メルロー87.3%、シラー (Syrah)9.7%、ジンファンデル (Zinfandel)約3%とのブレンドです。

ちなみに、Oberon Merlotを作っている、Michael Mondavi Family Estateは、カリフォルニアのワインの父と言われる、ロバート・モンダヴィの息子、マイケル・モンダヴィのワイナリー。

伝統を受け継ぎつつ、新しいワイン造りをしているワイナリーとして、知られています。

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購入場所:Long Hill Liquors (Oakland, NJ) 約20ドル (2018年5月現在)


2.Rutherford Hill Merlot (ラザフォード・ヒル・メルロー)

ナパ・ヴァレー の メルロー 特徴とおすすめワイン RutherfordHill Merlot
Rutherford Hill Merlot (ラザフォード・ヒル・メルロー)

ラベルも素敵な、Rutherford Hill Merlot (ラザフォード・ヒル・メルロー)。

濃くてきれいなルビー色をしています。

スパイシーな香りが印象的です。レザー (革)のほか、ナツメグの香りもほのかに感じます。

飲んでみると、いちごやカシス、ダークチェリーのようなフルーティさと、バニラのような滑らかな甘さ、チョコレートやモカのような豊かな風味がバランスよく、感じられます。
こしょうのようなスパイシーさもあります。

メルローのほか、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドとのブレンド。

さらにフレンチオークで熟成されているため、しっかりとした深みがあります。

口当たりはとても滑らかで、タンニンはしっかり目。
やや重めのミディアムのワインです。

名前にもついている、Rutherford (ラザフォード)とは、カリフォルニアのA.V.A*のひとつ。

ナパ・ヴァレーの中に位置するエリアです。

カベルネ・ソーヴィニヨンの里とも呼ばれるほど、カベルネ・ソーヴィニヨンが大半を占める、ラザフォード。

このワインの生産者Rutherford Hill Wineryは、そのラザフォードにおいて、上質なメルロー栽培の先駆者となった、ワイナリーです。

*A.V.A.:アメリカ政府承認のぶどう栽培地域。American Viticultural Areasの略。

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購入場所
Liquor Outlet Wine Cellars (Boonton, NJ) 約25ドル (2023年5月現在)


3. Rombauer Merlot

Rombauer Merlot

購入場所
Liquor Outlet Wine Cellars (Boonton, NJ) 約50ドル (2024年10月現在)

4. Merryvale Merlot

Merryvale Merlot

 

日本でも購入できるナパヴァレーのメルローはこちら
楽天市場でナパヴァレーのメルローを見てみる

まとめ:主役にも脇役にもなれるメルロー

今回は、カリフォルニア、ナパヴァレーのメルローをご紹介しました。

時にメインの品種にもなり、また時には、メインを引き立たせる脇役にもなれる、実力派の品種です。

メルローがメインのワインなら、断然、ナパヴァレー産をおすすめしたいです。

アメリカのワインについては、「アメリカのワイン まず覚えたい産地と品種」にもまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください。

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今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

それでは、また次回。

Ryoko



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