こんにちは、Ryokoです。
今日は、カリフォルニア、 ナパヴァレーのメルローについて。
飲み応えがありつつ、飲みやすく、食事にも合わせやすくて、使い勝手のいいワインです。
案外、好き嫌いを問わないワインかもしれません。
今回の記事では、ナパヴァレーのメルローの特徴や、おすすめのワイン、メルローに合わせたい料理のアイディアなどをご紹介していきます。
メルローとは
メルローとは、フランス・ボルドー地方原産の赤ワイン品種のぶどうです。
カベルネ・ソーヴィニヨンに次いで、世界第2位の栽培面積を持つ、メジャー品種。
フランスをはじめ、世界各地で作られていて、アメリカなら、カリフォルニアのナパヴァレーが有名です。
また、日本でも、多く栽培されています。
メルローの特徴
色はきれいなルビー色
深い果実の香りや、レザー (革)、スパイスの香りが特徴的です。
味わいは、銘柄によって少しずつ違う特徴がありますが、いちごやカシスなどのレッドベリー系のメルローと、プルーンなどのストーンフルーツ系の風味が立っているメルローがあります。
概して、滑らかなタンニンで、やさしい飲み心地。
また、多くの場合、他の品種とブレンドされます。
メルローに合う料理
甘辛い肉料理
メルローとのペアリングで、特に美味しいのが、甘辛い系の、濃い目の味つけの、肉料理です。
中でも、絶対的な組み合わせ、と言われているのが、すき焼きです。
もっとデイリー向きのお料理ならば、鶏の照り焼きも、いい相性。
モダンな和食レストランで出てきそうな、素敵なペアリングが楽しめます。
煮込みハンバーグや、日本風ビーフストロガノフなど、デミグラスソースを使った、お肉料理もいいです。
余談ですが、アメリカで一般的なビーフストロガノフは、白っぽいクリーム系なんですよね。
日本式のデミグラスソース味ほうが、メルローには合っていると思います。
(本場ロシアのストロガノフは、どうでしょうね?)
チーズがきいた料理
赤ワインとチーズは、もちろん鉄板の組み合わせですが、ひとつ、ぜひおすすめしたいのが、チーズのパスタ・カチョエペペ (Cacio e Pepe)です。
ペコリーノ・ロマーノと、パルメザンチーズ、黒コショウの風味が、深みとスパイス感のあるメルローにぴったり。
そのほか、チーズを使った料理なら、グッとカジュアルに、タコスやピザもありです。
チーズ単体なら、マンチェゴチーズもよく合いました。
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ナパ産の赤ワインならこちらも
ナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨン 特徴とおすすめワイン
おすすめのナパヴァレーのメルロー
1.Oberon Merlot (オベロン・メルロー)
ナパヴァレーのメルローの魅力に、最初に気づかせてくれたのが、このOberon Merlot (オベロン・メルロー)です。
色は濃いルビー色。
見る角度によって、紫が強かったり、赤みが強かったりします。
香りから想像する味わいのとおり、ブラックベリーやカシスのような、しっかりしたベリー系の果実感と、こしょうや、たばこのようなスパイシーさが感じられます。
焼きたてのパンのような、ふんわりと甘くやわらかい、イーストの風味もあります。
フレンチオークで熟成されているので、飲み心地はとてもなめらか。丸みのある、上品な味わいです。
酸とタンニンはとても穏やか。ミディアムボディです。
メルロー87.3%、シラー (Syrah)9.7%、ジンファンデル (Zinfandel)約3%とのブレンドです。
ちなみに、Oberon Merlotを作っている、Michael Mondavi Family Estateは、カリフォルニアのワインの父と言われる、ロバート・モンダヴィの息子、マイケル・モンダヴィのワイナリー。
伝統を受け継ぎつつ、新しいワイン造りをしているワイナリーとして、知られています。
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購入場所:Long Hill Liquors (Oakland, NJ) 約20ドル (2018年5月現在)
2.Rutherford Hill Merlot (ラザフォード・ヒル・メルロー)
ラベルも素敵な、Rutherford Hill Merlot (ラザフォード・ヒル・メルロー)。
濃くてきれいなルビー色をしています。
スパイシーな香りが印象的です。レザー (革)のほか、ナツメグの香りもほのかに感じます。
飲んでみると、いちごやカシス、ダークチェリーのようなフルーティさと、バニラのような滑らかな甘さ、チョコレートやモカのような豊かな風味がバランスよく、感じられます。
こしょうのようなスパイシーさもあります。
メルローのほか、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドとのブレンド。
さらにフレンチオークで熟成されているため、しっかりとした深みがあります。
口当たりはとても滑らかで、タンニンはしっかり目。
やや重めのミディアムのワインです。
名前にもついている、Rutherford (ラザフォード)とは、カリフォルニアのA.V.A*のひとつ。
ナパ・ヴァレーの中に位置するエリアです。
カベルネ・ソーヴィニヨンの里とも呼ばれるほど、カベルネ・ソーヴィニヨンが大半を占める、ラザフォード。
このワインの生産者Rutherford Hill Wineryは、そのラザフォードにおいて、上質なメルロー栽培の先駆者となった、ワイナリーです。
*A.V.A.:アメリカ政府承認のぶどう栽培地域。American Viticultural Areasの略。
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購入場所
Liquor Outlet Wine Cellars (Boonton, NJ) 約25ドル (2023年5月現在)
3. Rombauer Merlot
購入場所
Liquor Outlet Wine Cellars (Boonton, NJ) 約50ドル (2024年10月現在)
4. Merryvale Merlot
日本でも購入できるナパヴァレーのメルローはこちら
楽天市場でナパヴァレーのメルローを見てみる
まとめ:主役にも脇役にもなれるメルロー
今回は、カリフォルニア、ナパヴァレーのメルローをご紹介しました。
時にメインの品種にもなり、また時には、メインを引き立たせる脇役にもなれる、実力派の品種です。
メルローがメインのワインなら、断然、ナパヴァレー産をおすすめしたいです。
アメリカのワインについては、「アメリカのワイン まず覚えたい産地と品種」にもまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください。
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今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回。
Ryoko