こんにちは、Ryokoです。
今日は、アメリカのワインについて。
アメリカのワインを選ぶ時、種類も、数も多すぎて、いったいどれに手を出せばよいのか、難しく感じることもありますよね。
でも、少しポイントを覚えることで、急激に選びやすくなります。
今回の記事では、まず覚えたい、アメリカの4大ワイン産州と、代表的なワインの品種をご紹介していきます。
とっかかりを見つけるヒントになれば、幸いです。
目次
1.アメリカ最大のワイン産地・カリフォルニア州
1-1.ナパヴァレー
1-2.ソノマカウンティ
2.オレゴン州のピノノワール
3.ワシントン州のリースリング
4.ニューヨーク州のリースリング
1.アメリカ最大のワイン産地 カリフォルニア州
アメリカで最大のワイン産地が、カリフォルニア州です。
アメリカのワインの約90%が、カリフォルニア産。
そして、残りの約10%が、ワシントン州、ニューヨーク州、オレゴン州で造られます。
カリフォルニア州で、まず覚えたいワイン産地は、何といっても、ナパヴァレーと、ソノマカウンティ。
アメリカのワインを飲む上で、避けては通れない、産地です。
1-1.ナパヴァレー
美味しいワインの宝庫、ナパヴァレー。
特に押さえておきたい品種は、
・カベルネ・ソーヴィニヨン (赤)
・ソーヴィニヨン・ブラン (白)
・メルロー (赤)
です。
カベルネ・ソーヴィニヨン
まずは、カベルネ・ソーヴィニヨン。
アメリカのワインを飲むなら、ナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンは、マスト。
ステーキに合わせるなら、これしか考えられない!というぐらい、濃くて深い、アメリカを代表するワインです。
お値段は、安いものから、とんでもなく高級品までさまざま。
探求し甲斐のあるワインです。
おすすめのワインなど、詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
ナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨン 特徴とおすすめワイン
♦♦
ソーヴィニヨン・ブラン
ナパヴァレーのソーヴィニヨン・ブランは、ちょうどいいドライ&フルーティ加減。
フランス産ほどドライでなく、ニュージーランド産ほどフルーティすぎない、絶妙なラインです。
グレープフルーツとハーブの風味のバランスがよく、食事にも合わせやすいスタイルのものが多いです。
ナパヴァレーのソーヴィニヨン・ブランについてはこちらの記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
→絶品揃い ナパヴァレーのソーヴィニヨン・ブラン
♦♦
メルロー
ナパヴァレーのメルローも、絶品です。
フルーティで、軽すぎず、重すぎず、滑らかな飲み心地。
メルローは、ほかの赤ワイン品種とブレンドされることが多いせいか、あまり主役感がないのですが、飲んでみるとその魅力に気づかされます。
特にナパヴァレーのメルローは、きっと、覚えてよかったと思うワインのひとつです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
→ナパヴァレーのメルロー 特徴とおすすめワイン
1-2.ソノマカウンティ(郡)
ナパヴァレーと並ぶ、アメリカのワイン大産地、ソノマカウンティ (郡)。
北部と、南部で、気候が異なり、造られるワインの種類も異なります。
ソノマ郡でおすすめしたいのは、
・シャルドネ (白)
と、
・ピノ・ノワール (赤)
です。
どちらも、主に、ソノマの南部で作られるワインです。
シャルドネ
ソノマのシャルドネは、本当に美味しいです。
ミネラル感と、果実味が、たっぷり。
白ワインらしい軽やかさを保ちつつ、ちょうどよい、コクと複雑味があります。
おすすめのワインなど、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
→Must Drink! 抜群に美味しいソノマのシャルドネ
♦♦
ピノ・ノワール
ピノ・ノワール=軽やかな赤ワイン、というセオリーに反し、濃い味わいが特徴的な、カリフォルニア州のピノ・ノワール。
ソノマのピノ・ノワールは、その中で、比較的、軽やかさを残したスタイルではありますが、それでも、やや濃い目。
邪道感も否めませんが、味わいのバランスは素晴らしく、飲んでいるうちにハマってしまう味なのです。
なお、アメリカで、正統派のピノ・ノワールを探すなら、次に出てくるオレゴン州です。
オレゴンVSソノマ、ぜひ飲み比べて、好みの味を探ってみてくださいね。
ソノマのピノ・ノワールについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
→ソノマのピノ・ノワール 特徴とおすすめワイン
2.オレゴン州のピノ・ノワール
続いては、オレゴン州のピノ・ノワール。
ピノ・ノワールの本場、フランス・ブルゴーニュ地方のスタイルに似ていると言われ、世界のワイン通からも、注目を集めるワインです。
カリフォルニア州とはひと味違う、エレガントな味わいのピノ・ノワールが、多く作られています。
特に、ウィラメットヴァレー (Willamette Valley) (地図)というエリアで、美味しいピノ・ノワールが多く作られます。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
→オレゴン州のピノ・ノワール 特徴とおすすめワイン
3.ワシントン州のリースリング
ワシントン州も、良質なワインの産地です。
ほかの州のワインに比べ、若干、陰が薄い感じは否めませんが、実は、上質なワインを、多く生み出しています。
中でも、リースリングは、ぜひレパートリーに加えたいひとつ。
辛口のものがほとんどでなので、辛口ワイン派も、安心して選ぶことができます。
おすすめのリースリング
コスパ抜群 カンフーガール (Kung Fu Girl) リースリング
4.ニューヨーク州のリースリング
最後に、ニューヨーク州を。
上記の3つの州はすべて西海岸ですが、唯一、東海岸に位置するワイン産地がニューヨーク州です。
ニューヨーク州のワインで覚えておくべきは、リースリング。
産地は、カナダとの国境に近い、フィンガーレイクス (Finger Lakes)というエリアです。
辛口から、甘口までありますが、どちらかと言えば、甘口が多い印象。
辛口派の方は、ラベルにDry Rieslingと書かれているかどうか、要チェックです。
Semi Dry Rieslingと書かれていたら、辛口派にとっては、やや甘く感じるかも。
でも、中華料理など、スパイシーな料理と抜群によく合います。
ニューヨーク州のリースリングは、甘口、辛口の好みの差はあれ、全体的に、かなりハイクオリティです。
詳しくはこちら。
ニューヨーク州のワイン 注目したい産地と品種
まとめ:ワインのニューワールドの代表・アメリカ
今回は、アメリカのワインで、最初に覚えたい、代表的な産地と、品種を、ご紹介しました。
アメリカは、フランス・イタリア・スペインに次ぐ、世界第4位のワイン産国。
歴史あるヨーロッパのワイン生産国が、ワインの“オールドワールド”と呼ばれるのに対し、ヨーロッパ以外のワイン生産国は、“ニューワールド”と呼ばれます。
アメリカは、そのニューワールドの、圧倒的代表国。
ワインの数と、種類の多さたるや、ヨーロッパのワインに、引けを取りません。
的を絞って、飲み進めていくことで、徐々に、どこの、何が、好みの味かが、わかってくるようになるので、地道に、いろいろ、飲んでみてくださいね。
今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回。
Ryoko