こんにちは、Ryokoです。
今日は、イタリア・トスカーナ州の赤ワイン、キャンティ (Chianti)をご紹介します。
ワインを飲まない人でも、聞いたことがあるぐらいに、有名なワインの種類ですね。
キャンティの中でも今回は、キャンティクラシコ (Chianti Classico)に、注目してみます。
キャンティとキャンティクラシコは別物
キャンティも、キャンティクラシコも、イタリアのトスカーナ州で造られる赤ワインで、イタリアワインの最高格付けDOCGに認定されています。
使われるぶどうは、主にサンジョベーゼ。
イタリアのローカル(=土着)品種です。
ただ、ひとくちに、キャンティ言っても、実は「キャンティ」と、「キャンティクラシコ」は、別のエリアで造られる、別物のワインなんです。
ワインを作るにあたり、それぞれに課されている条件が、まったく異なります。
まず、キャンティ。
サンジョベーゼが、最低75%使われていることが、条件です。
そこへ、他の赤ワイン品種15%、そして何と、白ワイン品種も10%まで、ブレンドが許されています。
熟成期間は最低4か月です。
次に、キャンティクラシコ。
こちらは、サンジョベーゼが、最低80%使われていることが、条件。
他の赤ワイン品種20%まで、使用可。
白ワイン用のぶどうの使用は、認められていません。
さらに、最低11か月、樽熟成させることも、条件となります。
さらに上級の「キャンティクラシコ・リゼルヴァ」になると、ぶどうの規定はクラシコと同じで、熟成期間が24か月、さらに瓶内熟成3か月が、必要になります。
もちろん好みによりますが、キャンティは、若干、雑な味わいのものも多いので、選ぶなら、キャンティクラシコが、おすすめです。
キャンティクラシコの特徴
色は、きれいなルビー色。
チェリーなどの、赤い果実の香りとともに、ほどよいスパイス香も、感じられます。
香りから想像する通り、チェリーや、ラズベリーなど、酸味のある、赤い果実の味がします。
クラシコとつくと、何となく、重厚感のあるワインかと想像しますが、飲みやすい、ミディアムボディです。
ブレンドされる、サンジョベーゼ以外のぶどうによっても、味わいが微妙に異なります。
キャンティクラシコに合う料理
キャンティクラシコは、お肉料理全般、そして、トマトソースとの相性がいいと、言われています。
合わせてみて、ぴったりだった料理が、シェフ三國のYoutubeチャンネルで紹介されていた「プーレ・オ・ヴィネグル (鶏肉のビネガー煮)」。
この料理は、イタリアの白ワイン、アルネイスにもよく合いましたが、キャンティクラシコとは、さらに、いい相性でした。
おすすめのキャンティクラシコ:Peppoli
おすすめしたいキャンティクラシコは、Peppoliです。
チェリーや、ラズベリーのような、赤い果実感と、ほんのりと感じられるスパイス香のバランスが、とてもいいです。
ほんのりと、土っぽい(Eathyな)香りも、感じられます。
飲んでみると、スパイス感は控えめになり、よりフルーティさが際立ちます。
チェリーのほか、いちごのような風味もあります。
決め手は、キャンティクラシコにしては、気持ち、濃さというか、深みが感じられるところ。
サンジョベーゼに、メルローと、シラーが、ブレンドされていることで、このまるみが生まれています。
購入場所 : Liquor Outlet Wine Cellars (Boonton, NJ) 約20ドル 約22ドル (2023年6月現在)
Bottle King (Morris Plains, NJ) 約19ドル (2023年6月現在)
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イタリア トスカーナ州の自由なワイン スーパートスカーナ
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まとめ:カジュアルに美味しいキャンティクラシコ
今日は、イタリア・トスカーナ州の赤ワイン、キャンティクラシコをご紹介しました。
その名前は、誰もが聞いたことがあると言ってもいいほど有名ですが、実はどんなワインか、よく知らない、という人も多いかもしれません。
酸味が高く、軽やかな果実味が感じられる、カジュアルな赤ワイン。
スペインのリオハ然り、イタリアのキャンティ然り、生産地が広いワインは、微妙に味わいに幅があり、お気に入りを見つけるのが案外難しいところ。
でも、地道に、いろいろと飲み比べて、自分なりのお気に入りを、ぜひ持っておきたいワインです。
イタリアの赤ワインについては「カジュアルで美味しいイタリアのおすすめ赤ワイン」の記事にもまとめています。ぜひ併せてご覧ください。
今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回。
Ryoko