最終更新日:06/16/2023

コンビーフハッシュ アメリカ魅惑のダイナー飯

コンビーフハッシュ アメリカ魅惑のダイナー飯

こんにちは、Ryokoです。

突然ですが、コンビーフハッシュ(Corned Beef Hash)、食べたことありますか?

アメリカのダイナー (Diner)の定番メニューのひとつで、ジャンキーながら、時々無性に食べたくなるような、後引く味わいの料理です。

こと、ダイナーの都とも言われるニュージャージー州では、至る所にダイナーあり。

一度立ち寄って、食べてみてほしい料理です。


ダイナーキャピタル・ニュージャージー

魅惑のダイナー飯・コーンビーフハッシュ

まずは、ダイナーについて、少し。

ダイナー (Diner)とは、アメリカの全国各地に存在する、飲食店のこと。

レトロな雰囲気のお店が多く、大衆食堂、という感じです。

アメリカの古い映画にも、よく登場しますよね。

基本は、朝食やランチ、ブランチに利用されることが多いですが、ディナーメニューもあり。

実は、私が住んでいるニュージャージー州は、『Diner Capital (=ダイナーの都)』と呼ばれているんです。

ダイナーの発祥は、ロードアイランド州と言われていますが(諸説あり)、もっとも普及したのが、ニュージャージー州とのこと。

確かに、他の州に比べて、至るところにダイナーを見かけます。

思わず写真を撮りたくなるような、オールドアメリカンな、レトロな外観のお店も、たくさんあります。

ダイナーの都と呼ばれ、ニュージャージー的には名誉なことなのかどうか微妙ではありますが、個人的には、ダイナー大好きです。

楽しい外観と、なんだか落ち着く空間。そして、なぜか、どこでも、だいたい一緒のメニュー。

決して美食を求める場所ではありませんが、不思議と、通ってしまいがちな場所です。

コンビーフハッシュ (Corned Beef Hash)

ダイナーで食べるものと言えば、パンケーキや、フレンチトースト、サンドイッチが、ド定番。

ニュージャージーのダイナーは、ギリシャ系移民が経営しているところが多く、意外と美味しいギリシャ料理も、あったりします。

メニューはいろいろありますが、ダイナーならではの料理=ダイナー飯が、コンビーフハッシュ (Corned Beef Hash)です。

コンビーフハッシュ アメリカ魅惑のダイナー飯 (Corned Beef Hash)
コンビーフハッシュ半熟卵乗せ (ダイナーからデリバリーしたときのもの)

日本でもおなじみのコンビーフ=塩漬けのほぐし肉。

それと、細かく刻まれたじゃがいもを、塩味で炒めた料理が、コンビーフハッシュです。

言ってみれば、想像通りの味。

でもこれが、ハマるんです。

そのまま食べるもよし、パンに挟んで食べるもよし。

特におすすめしたい食べ方は、半熟の目玉焼き (=Over-easy Egg)を乗せて、黄身と絡めながら食べる食べ方。

上の写真は、コロナ禍で、お店に行くことができず、デリバリーした時のものですが、家だからこそできる食べ方として、海苔に巻いて、食べてみたところ、それも、美味。

お店で、お家で、違う楽しみ方ができることを、発見した瞬間でした。

ちなみに、食べ時は、断然、ランチ。

朝にはちょっと重く、夜にはちょっとジャンキー過ぎる、という理由です。

ちなみに、コンビーフハッシュの発祥は、アメリカ東海岸の、ニューイングランド地方と言われています。

日本でも、沖縄地方でよく食べられているようです。

♦♦

余談:ダイナーのフレンチフライ

ここで、ダイナーメニューに関する余談を少し。

あくまでも個人的な好みですが、ダイナーのフレンチフライが、美味しいんです。

お店によりますが、太めのポテトが、サクサク、ホクホクに揚がっていて、いくらでも食べられそうな気分になります。

そのままで充分美味しいですが、ハニーマスタードをつけて食べるのも、おすすめ。

ぜひお試しください。

コンビーフっていったい何?という疑問

実はこのコンビーフハッシュ、私の長年の疑問を解決してくれたものでした。

アメリカに来て、最初に食べたコンビーフが、日本で食べていたあれではなく、ザ・牛肉だったんです。

こんな↓。

Corned Beef
これもコンビーフ。

当時、行っていたスーパーマーケットには、缶入りコンビーフが売っておらず、日本で食べていたあれは、何だったんだろうか、アメリカ食のふりをした日本食だったのだろうかと、密かに頭を悩ませていました。

で、この料理に出会って、疑問解決。

やっぱり、アメリカにも、日本で食べていたのと同じタイプのコンビーフが存在しました。

ほぐしたものも、お肉の塊も、塩漬けの牛肉は両方、コンビーフなんですね。

時を同じくして、別のスーパーマーケットで、コンビーフの缶詰も、発見。

アメリカの缶詰コンビーフ

日本のあのコンビーフの味と、ほぼ同じです。

これ、軽く燻製にすると美味しいですよ。
家でキャンプで 簡単美味しいコンビーフの燻製

同じブランドから、コンビーフハッシュも出ています。

ダイナー無しで語れない?ニュージャージー人ライフ

その昔、ニュージャージーのキリスト教徒の家庭では、日曜日のミサの後に、家族でダイナーへ行き、ランチするというのがお決まりの週末の過ごし方だったそうです。

その後、子ども達がティーネイジャーになった頃、今度は友達と“つるむ”場所として、朝方まで開いているダイナーが、またまた大活躍。

そういえば、お昼時の客層は年齢高めですが、夜遅くに行くと、確かに若者グループが大声でおしゃべりしている姿を見かけます。

ニュージャージー人にとってダイナーは、今も昔も、特別感こそないものの、無くてはならない大切な存在なのかもと思いながら、その“文化”を、楽しませてもらっています。

今回は、ニュージャージーのダイナー飯・コンビーフハッシュをご紹介しました。

また食べたことがなければ、ぜひ、食べてみてください。

それでは、また次回。

Ryoko



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