こんにちは、Ryokoです。
今日は、過去2回の記事、ワシントン州とオレゴン州のワインの流れで、最後にもうひとつ、知っておきたい、アメリカのワイン生産州を、ご紹介します。
それは、ニューヨーク州。
東海岸で唯一、世界に通用する、美味しいワインを生み出しているのが、ニューヨーク州です。
今回の記事では、ニューヨーク州の代表的なワインの品種、産地などをご紹介していきます。
最大の産地はフィンガーレイクス
アメリカのワイン産地で、覚えておきたいのは4つの州です。
生産量圧倒的1位のカリフォルニア州
2位のワシントン州
3位のニューヨーク州
僅差で迫る4位のオレゴン州
この4つ。
実は、ワインは、ほとんどの州で造られていて、私が住んでいるニュージャージー州にも、ワイナリーは存在します。
でも、世界に通用するワインを造っているのは、やっぱりこの4つの州。レベルが違います。
その中で、ニューヨーク州は、唯一の東海岸の産地。
ぜひ注目したい産地です。
ニューヨーク州最大のワイン産地は、フィンガーレイクス (Finger Lakes)。
カナダとの国境近くに位置するエリアです。
比較的最近になってその評価が高まってきた、ロングアイランド (Long Island)もありますが、フィンガーレイクスのクオリティの圧勝だと、個人的には思っています。
品種は断然リースリング
フィンガーレイクスでは、様々な品種のワインが造られていますが、代表品種は、リースリング。
もう、ニューヨーク州のワインといえば、リースリングの一択でいいぐらいです。
ただし、ニューヨーク州のリースリングは、甘口辛口さまざまなので、好みによって、お気に入りを見つけるまで、当たりハズレを繰り返すかもしれません。
ラベルに、Dry、Semi-Dry、Semi-Sweet、Sweetと書かれているワインもありますが、これも完全には当てにならず。
Semi-Dryと書かれていても甘いことが多く、時には、Dryと書いてあるのに甘い!ということもあるのが、辛口派にとって、ちょっと、厄介な点です。
こればっかりは、飲んで、取捨選択していくしかありませんが、ハズレ怖さに諦めてしまうには、もったいないクオリティ。
幸い、お値段も安いものが多いので、好みの味わいに出会うまで、いろいろ手に取ってみることを、おすすめします。
フードフレンドリーなニューヨーク州のリースリングは、気軽に、食事のおともにできるワインです。
おすすめのニューヨーク州の辛口リースリング
辛口から甘口まで、様々あるニューヨーク州のリースリングですが、ここでは辛口 (ドライ)なリースリングをいくつかご紹介します。
Red Newt Cellars Dry Riesling
まずは、Red Newt Cellarsのドライリースリング。
色は、緑がかった淡い金色。
花のブーケやハチミツのような、いい香りがします。
果実の香りは控えめですが、飲んでみると、香りから想像するよりも、ずっとフルーティ。
青リンゴや、グレープフルーツなどの果実味がしっかりと感じられます。
リースリングの特徴でもある、ほんのりと感じる鉱物っぽい、石油っぽい香りも、ほどよい複雑味を生みだしていて、とてもいい感じ。
ミネラル感もたっぷりで、かなりキリッとした、ドライで美味しい白ワインです。
購入場所:Bottle King (Morris Plains, NJ) 約13ドル (2020年8月現在)
Empire Estate Dry Riesling
続いては、ワイナリーEmpire Estateのドライリースリング。
色は、淡く、きれいな金色。
青リンゴやライムのようなシャープな果実味と、グレープフルーツの皮のような、少し渋い風味のバランスが絶妙です。
こちらも、ミネラル感もたっぷり。
ドライ&フルーティな、美味しい白ワインです。
購入場所:Oakland Wine & Liquor (Oakland, NJ) 約27ドル (2022年4月現在)
日本でも買えるフィンガーレイクスのリースリングはこちら
楽天市場でニューヨーク州のリースリングを見てみる
まとめ:東海岸で唯一のワインの名産地ニューヨーク州
今回は、ニューヨーク州のワインをご紹介しました。
東海岸で唯一の、ワインの名産地という意味でも、注目したい産地です。
品種は、リースリング。これに尽きます。
本場、フランス・アルザス地方のリースリングや、ドイツのリースリング、そしてアメリカ・ワシントン州のリースリングと並べても、引けを取らないクオリティが味わえます。
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こちらもぜひ
コスパ抜群 カンフーガール (Kung Fu Girl) リースリング
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今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回。
Ryoko