最終更新日:06/08/2023

ソーヴィニヨン・ブラン 世界の産地を総まとめ

ソーヴィニヨン・ブラン 世界の 産地 を総まとめ

こんにちは、Ryokoです。

今回は、三大白ワインと呼ばれるワインのひとつ、ソーヴィニョン・ブランについて。

ソーヴィニヨン・ブランは、世界のほとんどのワイン生産国で造られる白ワインですが、その特徴は、産地によってさまざまです。

今回の記事では、世界の代表的なソーヴィニヨン・ブランの産地と、その特徴について、まとめてみました。


ソーヴィニヨン・ブランの基本的な特徴

ソーヴィニヨン・ブラン 世界の 産地 を総まとめ

まず、ソーヴィニヨン・ブランの基本の味わいについて。

簡単に言うならば、グレープフルーツとハーブ、です。

グレープフルーツの果実味だけでなく、グレープフルーツの皮に感じる少し苦い風味も、感じられます。

草っぽいというか、緑っぽい風味も、特徴的です。

この基本の味わいに、産地の土壌や、造り方による個性が加わり、各地で違う味わいになります。

ちなみに、ソーヴィニヨン・ブランは、緑の野菜や、ハーブを使った料理との相性が、抜群です。

代表的なソーヴィニヨン・ブランの産地

1.フランス・ロワール地方

ソーヴィニヨン・ブラン 世界の 産地 を総まとめ フランス

ソーヴィニヨン・ブランの世界的代表産地が、フランスのロワール地方です。

特に注目したいのは、サンセール (Sancerre)というエリア。

サンセールのソーヴィニヨン・ブランは、気品溢れる味わいで、とっても美味です。

グレープフルーツやハーブの風味が軽やかで、酸度は高く、キリッとしています。

ミネラル感もたっぷり感じられます。

フルーティで、ドライで、シャープで、文句のつけようのない美味しさです。

詳しくはこちらの記事をぜひ
フランス・サンセールの白ワイン ソーヴィニヨン・ブラン


2.フランス・ボルドー地方

フランスを代表するソーヴィニヨン・ブランの産地はロワール地方ですが、その原産地は、ボルドー地方です。

ボルドー地方は、赤ワインのイメージが圧倒的ですが、ボルドーの白も、実は逸品揃い。

ソーヴィニヨン・ブランと、セミヨンというぶどうの白ワインブレンドです。

ブレンドされている分、少し、まろやかさと、コクが増します。

ひと味違うソーヴィニヨン・ブランの産地として、覚えておきたいエリアです。


3.南アフリカ

ソーヴィニヨン・ブラン 世界の 産地 を総まとめ

南アフリカも、ぜひ注目したい、ソーヴィニヨン・ブランの産地です。

ウォーカーベイ (Walker Bay)や、ステレンボッシュ (Stellenbosch) というエリアが、有名です。

果実味と酸味のバランスがよく、ミネラル感もあり。

フランス・ロワール産にも似た味わいで、気品とシャープさがあります。

それでいて、フランス産よりも、ぐっと低価格。

安くて美味しい、ハイクオリティなワインが揃っています。

こちらの記事もぜひ
南アフリカのソーヴィニヨンブランは美味しくてコスパ良し


4.アメリカ・カリフォルニア州ナパヴァレー

アメリカ・カリフォルニア州

一般的には、ソーヴィニヨン・ブランの産地として、アメリカはあまり挙がってきません。

でも、ぜひおすすめしたいのが、カリフォルニア州ナパヴァレーの、ソーヴィニヨン・ブランです。

グレープフルーツや、ハーブの風味に加え、ほんのりと、桃や、トロピカルフルーツのような、とろみのある甘さが感じられるのが、ナパのソーヴィニヨン・ブランの特徴です。

そのバランスが、絶妙。

温度によって、味わいがわかりやすく変化するのも、飲んでいて楽しいポイントです。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。
絶品揃い ナパヴァレーのソーヴィニヨン・ブラン


5.ニュージーランド

ソーヴィニヨン・ブラン 代表的な産地 & 特徴 ニュージーランド

ワインのニューワールドといわれる国 (ヨーロッパ以外のワイン生産国 )の中で、ソーヴィニヨン・ブランの産地として、もっとも有名なのが、ニュージーランド。

主な産地は、マールボロ (Marlborough)地区です。

ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランは、とにかくフルーティ。

まるでグレープフルーツジュースを飲んでいるような、シンプルなフルーティさです。

美味しいですが、個人的にはやや、単純すぎるかなと感じています。


6.オーストラリア

あらゆる種類のワインを生産しているオーストラリア。

そのオーストラリアのソーヴィニヨン・ブランも、ドライ&フルーティで、美味しいです。

コスパの良さにも、注目です。

こちらの記事もぜひ
絶妙なバランスの良さ オーストラリアのソーヴィニヨン・ブラン


7.チリ

チリも、その評価がぐんぐんとあがってきている産地です。

オーストラリア同様、安くて美味しいものが見つかる可能性大。

ドライ&フルーティで、決して悪くないものが揃っています。

ただ、個人的には、これといって、リピートしたくなるようなワインには、まだ出会っていません。

普通に美味しい、という表現がぴったりくるような、よく言えば優等生タイプ、悪く言うならば、さほど特徴のないタイプのものが、多い印象です。


まとめ:各地で味わいの違う、ソーヴィニョ・ブラン

今回は、ソーヴィニョン・ブランの代表的な産地と特徴について、まとめました。

赤ワインと違い、白ワインは、比較的、手の届く範囲で、美味しいものにたくさん出会えます。

ソーヴィニヨン・ブランも、お手ごろ価格でも楽しめるワインのひとつなので、ぜひ各産地のものを飲み比べて、自分好みの味を見つけてみてくださいね。

今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

それでは、また次回。

Ryoko



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