こんにちは、Ryokoです。
今日は、いつもと少し趣向を変えて、ワインの飲み比べ記事です。
カリフォルニア州の大手ワイナリー、ロバート・モンダヴィ (Robert Mondavi)のワインから、価格帯の違うカベルネ・ソーヴィニヨンの飲み比べをしてみました。
いちばんコスパのいいワインはどれなのか。
なかなかおもしろい発見がありました。
今回飲み比べたワインたち
今回飲み比べたのは、リカーストアで手に入る、普段飲みにできる、30ドル以下のカベルネ・ソーヴィニヨンから、3種類。
1.Private Selection Cabernet Sauvignon 2019
75%以上のカリフォルニア産カベルネ・ソーヴィニヨンに、シラー、プティシラー、マルベックなどがブレンドされたワイン (配合比率は非公開)
購入価格:約12ドル
2.Private Selection 100% Cabernet Sauvignon 2019
その名の通り、100%カリフォルニア産のカベルネ・ソーヴィニヨンで造られたワイン
購入価格:約12ドル
3.Napa Valley Cabernet Sauvignon 2018
80%のナパヴァレー産カベルネ・ソーヴィニヨン、11%メルロー、5%プティヴェルド、3%カベルネ・フラン、1%マルベックがブレンドされたワイン
購入価格:約30ドル
最初の2つ、Private Selectionは、Robert Mondavi Wineryが、ふだん飲み用にも、美味しいワインを、ということで、作ったシリーズ。
カジュアルラインで、本流のワインとは、ウェブサイトも分けられています。
Robert Mondavi Private Selectionのウェブサイト
3つめのNapa Valley Cabernet Sauvignonが、モンダヴィの、本流ラインの、ワインです。
上を見れば、200ドル近くまで、産地別のカベルネ・ソーヴィニヨンが、揃っています。
いざ、テイスティング
1.Private Selection Cabernet Sauvignon 2019
グラスに注いだ瞬間に、ブラックベリーや、ダークチェリーの、しっかりとした果実味と、パンのような香り、レザーや、土の香りも、感じられます。
飲んでみると、香りの印象から期待したほどは、果実味や、スパイス感を感じません。
酸が高く、酸っぱい感じあり。
香りはどんどんよくなっていきますが、味が、ひとつにまとまっていないような印象が、続きます。
最初の香りで期待しましたが、後々、伸び悩みました。
2.Private Selection 100% Cabernet Sauvignon 2019
開けた瞬間の香りは、よく言えばレザー、でも悪く言えば輪ゴムのような香りが強くて、ちょっと驚きます。
でも、少し時間が経ってくると、甘いイチゴや、ホワイトチョコレート、カシスのような、濃くて滑らかな、いい香りが、立ち始めます。
味わいには、完熟いちごのような果実味が感じられ、鼻に抜けるバニラの香りが、とてもいい感じ。
力強いステーキと合わせても、負けない強さがあります。
オイスターソースのような、濃い目のソースを使った料理との相性も、なかなかです。
3.Napa Valley Cabernet Sauvignon 2018
開けた瞬間の香りが、いちばん控えめだったのが、このワイン。
控えめながら、甘いパンのような、いい香りがします。
時間とともに、香りは、だんだん立ってきます。
飲んでみると、いちごやバニラ、チョコレートのような風味が、しっかりと感じられます。
傾向としては、2つ目の100%カベルネ・ソーヴィニヨンと、似た味わい。
特にほかの2本と違ったのが、タンニンです。
しっかりとしたタンニンが口の中に残ります。
いわゆる、美味しいカベルネ・ソーヴィニヨンという感じですが、インパクトは弱め。
いちばんコスパのいいワインは
お手頃価格の、3種類のカベルネ・ソーヴィニヨンを飲んでみて、コストパフォーマンスがいちばんいいと感じたワインは、2つ目の、Private Selection 100% Cabernet Sauvignonです。
飲む前は、お値段に比例した結果 (= 3つ目のワインがいちばん美味しい)になるのでは、と思っていました。
3つ目のNapa Valley Cabernet Sauvignon は、間違いなく美味しいです。
でも、ある意味、30ドル(定価なら50ドル)程度出すならば、当たり前のレベル。
30ドルを超えると、美味しいワインの選択肢も、格段に増えるので、あえてこれじゃなくてもいいと、感じます。
いっぽう、2つめのPrivate Selection 100% Cabernet Sauvignonは、最初の輪ゴムのような香りに驚いたものの、その後、どんどん美味しくなっていきました。
10ドル程度のワインにしては、満足度が高く、時間とともに、味わいが、良いほうへ変化していくのも、安いワインにはなかなか無い、ポイントです。
コスパという意味では、このワインが、ダントツの1位です。
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ロバート・モンダヴィのワインは日本でも購入できます
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まとめ:面白い発見があるかもしれない飲み比べ
突如、思い立って、やってみた、飲み比べ。
モンダヴィは、あまりにも大手のワイナリーなので、ちょっと、面白みに欠ける気がして、もう何年も、飲んでいませんでした。
今回、お高い方を抑えて、安いワインが、より魅力的だったのは、掘り出し物を見つけたようで、嬉しい発見です。
これぞまさに、飲み比べの楽しさ。
大手だからこそ、カジュアルラインから、お高いラインまで揃っているという、良さもあり、かつ、たいていのリカーストアに並んでいるので、手に入れやすいのも、いいところ。
ワイン選びがマンネリ化してきた頃の、ちょっとした刺激に、飲み比べ、おすすめです。
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こちらもぜひ
ナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨン 特徴とおすすめワイン
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今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回。
Ryoko