こんにちは、Ryokoです。
今日は、フルーツワイン=ぶどう以外の果物を原料に使うワインをご紹介したいと思います。
硬派なワイン好きは、敬遠しがちなフルーツワインですが、その美味しさは、意外とあなどれません。
フルーツワインとは
フルーツワインとは、原料にぶどう以外の果物を使って造られるワインのこと。
ぶどう+他の果物で造られたワインも、フルーツワインのカテゴリーに分類されます。
ぶどうも果物ですが、ぶどうから造られる一般的なワインとフルーツワインは、カテゴリーが分けられています。
フルーツワインの製法は、基本的にはぶどうのワインと同じ。果汁や果皮を発酵させて造られます。
ただ、味を整えるために、砂糖が使われていることが多いのが、一般的なぶどうのワインとは異なるところです。
口当たりがよく、飲みやすいのでついついグングン飲み進めてしまいそうになりますが、砂糖が入っているという点は、注意したいところですね。
使われる果物は、いろいろ。ほぼどんな果物からでも造られると言ってもいいぐらい、たくさんの種類があります。
いちご、りんご、オレンジ、キウイ、さくらんぼ、梨、ブルーベリー、桃、パイナップル、グレープフルーツ、などなど。
概して甘めのものが多いですが、中には、比較的辛口 (ドライ)なフルーツワインもあります。
また、たくさんの果物と、通常の赤・白ワインをミックスして作るサングリアも、広義にフルーツワインとされることもあります。
ニュージャージー州に美味しいフルーツワインあり
硬派なワイン好きにとっては、日ごろ、フルーツワインが飲みたくなる場面はほとんどないかもしれません。
でも、ホリデーシーズンや、ちょっとしたホームパーティなどには、見た目にも華やかなフルーツワインは、案外重宝します。
フルーツワインも悪くないなと思うきっかけになったのが、私が住むニュージャージー州にある、Tomasello Wineryというワイナリーのフルーツワインです。
Tomasello Wineryは、ニュージャージー州いつかの場所に醸造所や販売店を持つ、州では大手のワイナリー。
通常のワインも多数ありますが、飲む価値ありなのは、断然フルーツワインです。
中でも、様々な果物+モスカート (マスカット)から造られるワインが、美味。
甘すぎず、辛口ワイン派でも楽しめるものが多いです。
ちなみに、マスカットは、一般的なワインにも使われるぶどう。
主に、甘口ワイン用のぶどうですが、Tomasello Wineryのフルーツワインでは、その適度な酸味が、フルーツワインに程よいシャープさを加える役割を果たしています。
クリスマスからお正月にかけて、何種類か飲む機会があったので、ご紹介しますね。
安心の美味しさ、クランベリー+マスカット
おそらくTomasello Wineryのフルーツワインの代表作のひとつでもある、クランベリーとマスカットのワイン。
数年前に出会って以来、気に入って毎年、ホリデーシーズンに飲んでいます。
クランベリーとマスカットの甘酸っぱさがちょうどよく、比較的キリっとしたワイン。
わりと、どんな料理にも合わせやすく、オードブルからデザートまで、いろいろな種類の料理を楽しみたい時に、活躍します。
食前酒にぴったり、桃+マスカット
桃とマスカットのワインも、なかなか美味でした。
色がとってもきれい。
クランベリーに比べると、桃は、やはり甘みが強いので、食事のお供というよりは、食前酒や、ワイン単体で楽しむのがおすすめ。
旅館のお料理などで最初に出てくる、ちーさな盃に入った食前酒を思い起こさせるような、上品な味わいです。
変わり種、ブルーベリー+マスカット
ブルーベリーとマスカットのワインも、おもしろい味わいです。
しっかりめの濃い果実味は、通常のワインに近い雰囲気もありますが、後にふわっと鼻に抜けるブルーベリーの香りが個性的であり、いい感じです。
舌で感じるブルーベリー感は、強くなく、控えめ。
食前酒や食事のお供というよりも、断然、単体で楽しみたいタイプのワインです。
インパクト大、スイカ+マスカット
最後に、いちばんインパクトがあった、スイカ+マスカットのワイン。
もうこれは、まさに、スイカ味。
飴とか、ガムとか、アイスキャンディとか、「スイカ味」が好きな人には、ぜひおすすめしたい1本です。
スイカ味のものが苦手な私には、グラス1杯で充分でしたが、スイカもスイカ味も好きな家族は、いつもより進んで飲んでいました。
かなり、スイカが強いですが、悪くないです。
これらのフルーツワインは、アメリカ国内ならTomasello Wineryのウェブサイトから購入できます。
Tomasello Wineryのウェブサイト
ニュージャージー州なら、直営店がいくつかあります。
Tomasello Wineryのワインが買える場所 (ワイナリーのウェブサイトより)
さすがに日本にまでは進出していなさそうですが、Tomaselloでなくとも、ざっと見ただけでも、たくさんの美味しそうなフルーツワインがありますね。
楽天市場でフルーツワインを見てみる
まとめ:華やかで美味しいフルーツワイン
今日は、フルーツワインについて少し、ご紹介しました。
いわゆる“酒好き”にとっては、以前にご紹介したロゼワイン以上に、本気のお酒じゃない、というか、もはやジュース、というイメージさえあるフルーツワイン。
でも、一般的なワインとはまったく別物として楽しめば、それはそれで、違う魅力に気づくことができます。
一度その美味しさを知ると、いろいろな種類のフルーツワインを試してみたくなること、間違いなし。
いつもとは少し違うものを飲みたい気分の時に、手を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回。
Ryoko