こんにちは、Ryokoです。
今日は、イタリアの南部、カンパニア州やバジリカータ州で造られる、 アリアニコ (Aglianico)という赤ワインをご紹介します。
イタリアのみで栽培される、アリアニコ。
今回の記事では、その特徴や、おすすめワイン、合わせたい料理のアイディアについてまとめてみました。
イタリアの赤ワイン・アリアニコの産地と特徴
アリアニコ (Aglianico)は、主にイタリアの南部で造られます。
イタリアだけで造られる「土着品種」と呼ばれるぶどう品種です。
ブーツの形をしたイタリアの、すねの部分がカンパニア州、土踏まずの部分がバジリカータ州です。
一般的に、Aglianicoと表示されているワインは、比較的、お手ごろ価格なライン。
いっぽう、Taurasi (タウラージ)という、アリアニコを使った高級ワインもあります。
タウラージとは、カンパニア州の村の名前。
主にそこで造られるワインなので、タウラージと名づけられています。が、バジリカータ州でも、造られています。
アリアニコから造られるワインの特徴は、その濃くてきれいなルビー色の色合いと、ベリー系の濃い果実味、たばこや松のようなスパイスの豊かな風味。
フルボディの力強いワインで、飲み応え充分です。
アリアニコに合う料理
アリアニコと合わせたい料理は、断然、チョリソーです。
イタリアンソーセージも含め、いくつかの違う種類のソーセージと組み合わせてみましたが、スパイシーさがマッチする、スペインのチョリソーが、ベスト。
もうひとつ、ポーランドのソーセージ・キルバサ (Kielbasa)との相性も、ばっちりです。
ソーセージ以外で相性がよかったのが、バイソンのひき肉を使ったミートボール。
トマトソースで和えて、パスタ料理にしても、美味です。
おすすめのアリアニコ・Donnachiara Irpinia Aglianico
お手頃価格で、かなり美味しかったのが、Donnachiara Irpinia Aglianico (ドンナキアラ・イルピニア・アリアニコ)です。
ドンナキアラ・イルピニア・アリアニコは、100%アリアニコで造られるワインです。
ドンナキアラ (Donnachiara)が、生産者の名前。
イルピニア (Irpinia)とは、カンパニア州にあるワイン産地です。
このイルピニアというエリアは、イタリアのワインの格付けで2番目に高いDOCに認定されていて、全体の70%以上アリアニコを使用することが決まりとなっています。
色は、濃くてきれいなルビー色。
スパイス感と、プルーンやベリー系の濃い果実の風味が、しっかりと感じられます。
タンニンはしっかり目ですが、飲み心地は滑らか。
深みも充分のフルボディです。
開けてすぐに美味しいですが、エアレーターを使えばさらに美味しく、翌日にはさらに深い味わいになっていました。
わずか15ドルでこのクオリティは、かなりのコスパの良さです。
購入場所:Bottle King (Morris Plains, NJ) 約15ドル (2020年8月現在)
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まとめ:濃くて深いイタリア南部のアリアニコ
今回は、イタリア南部で造られる赤ワイン、アリアニコをご紹介しました。
ほかの赤ワインとは、ひと味違う味わいを持つアリアニコは、覚えておく価値大ありです。
チョリソーなど、ソーセージに合わせるなら、断然、アリアニコ。
イタリアのワインについては、こちらの記事にもまとめていますので、ぜひ併せてご覧ください。
→イタリアのワイン まず覚えたい産地と品種
今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回。
Ryoko