こんにちは、 Ryokoです。
今日のワインは、イタリアの赤ワイン、モンテプルチアーノです。
モンテプルチアーノとは、イタリアの中東部のアブルッツォ州の代表ワイン。
ハズレ知らずの、コスパのいいワインとして、知られています。
モンテプルチアーノ・ダブルッツォ
モンテプルチアーノ (Montepulciano)とは、イタリアで2番目に多く栽培されているぶどうの品種名です。ちなみに、1番はサンジョベーゼ。
原産はトスカーナ州と言われていますが、現在はほとんど、アブルッツォ (Abruzzo)州で栽培されています。
よくブーツの形に例えられるイタリアですが、アブルッツォ州は、そのふくらはぎ辺り、イタリアの中東部に位置する州。
リカーストアで注目してみると、モンテプルチアーノのほとんどが、Montepulciano d’Abruzzo (モンテプルチアーノ・ダブルッツォ)と表記されていることに気づくかもしれません。
これは、アブルッツォ州のモンテプルチアーノで造られたワインということ。
かつては、安ワインの印象が強かったアブルッツォ州ですが、近年は、イタリアのワインの格付けDOCに認定される、れっきとしたワインの名産地となっています。
しっかりとした果実味と、スパイスの風味のバランスがいいモンテプルチアーノ・ダブルッツォ。
開けたては、比較的軽やかな果実味で、すいすいと飲める飲み心地です。
そして時間とともに、徐々に深い果実味と、しっかりとしたスパイスが立ち始め、飲みごたえのあるワインへと変化していきます。
アブルッツォ州には、DOCのさらに上の、最高の格付けDOCGに認定されているモンテプルチアーノもあります。
Montepulciano d’Abruzzo Colline Teramane (モンテプルチアーノ・ダブルッツォ・コッリーネ・テラマーネ)というワインで、州の北部で造られます。
モンテプルチアーノ・ダブルッツォに合う料理
モンテプルチアーノ・ダブルッツォに合わせたい料理は、やっぱりお肉料理。
ソースと絡めて食べる牛肉や豚肉の料理とよく合う味わいです。
個人的に、赤ワインに合わせる定番料理としているボロネーゼソース (ミートソース)とは、間違いない相性。
ほとんどのイタリアの赤ワインがボロネーゼパスタに合いますが、新たなワインに出会いたくて、買ってみたのが、モンテプルチアーノ・ダブルッツォです。
モンテプルチアーノ・ダブルッツォと合わせるには、牛ひき肉、またはバイソンひき肉100%を使ってボロネーゼソースを作るのがおすすめ。
または、両方を半々ぐらいに混ぜても、より深みが出て美味しいです。
そのほか、トマトソースのミートボールや、ハンバーガーも、相性良し。
アメリカでは食べられませんが、無性に、モスバーガーとの相性を試してみたい衝動に駆られています。
おすすめのモンテプルチアーノ・ダブルッツォ
Cantina Zaccagnini Montepulciano d’Abruzzo
おすすめしたいのは、Cantina Zaccanini (カンティーナ・ザッカニーニ)のモンテプルチアーノ・ダブルッツォ。
色は綺麗なルビー色。
果実味よりも先に、レザー (革)やハーブのようなスパイスの香りと、ほのかにリコリッシュの香りを感じます。
飲んでみると、香りから感じたレザー、ハーブに加え、ラズベリーやチェリー、いちごのような軽やかな赤い果実味がしっかりと感じられます。
さらに時間が経つと、ブラックベリーのような濃い果実味と、黒コショウのような強めのスパイス感へと変化していき、それが絶妙に、美味。
1本で、軽やかなワインから、渋みのあるしっかりとしたワインの両方が楽しめます。
タンニンは比較的しっかりめで、ほどよい酸味。ミディアムボディです。
購入場所
Bottle King (Morris Plains, NJ) 約15ドル (2023年7月現在)
日本でも購入できます
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まとめ:気軽に楽しめるモンテプルチアーノ
今回は、イタリア・アブルッツォ州の赤ワイン、モンテプルチアーノ・ダブルッツォをご紹介しました。
イタリアは、カジュアルに飲める美味しいワインの宝庫。
果てしなくたくさんの種類がありますが、モンテプルチアーノ・ダブルッツォは、デイリーワインとして、常備しておきたいワインのひとつです。
低価格で、ハズレ知らずなので、気軽にいろいろ飲んでみて、お気に入りの1本を見つけてみてくださいね。
イタリアの赤ワインについては「カジュアルで美味しいイタリアのおすすめ赤ワイン」にもまとめています。ぜひ併せてご覧ください。
今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回。
Ryoko