こんにちは、Ryokoです。
今回は、アメリカを代表する赤ワイン、ナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンについて。
アメリカのワインを飲む上で、やっぱり、どうしても、外せないのがナパのカベルネ・ソーヴィニヨンです。
今回の記事では、その特徴やおすすめのワイン、合わせたい料理のアイディアなどをご紹介していきます。
ナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンの特徴
色は、濃く、深い、赤紫色。さらに濃く、茶色がかったようなガーネット色のものも多いです。
ダークチェリーやプルーン、カシスのような、しっかりとした、ぎゅと濃い果実の香りと風味が、ナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンの最大の特徴。
それに加え、バニラやチョコレート、ナツメグやタバコ、レザーなど、スパイスの風味もしっかりとしていて、ワインに複雑味を与えています。
しっかりとしたタンニンと、高い酸味、ミディアムボディからフルボディのものがほとんどです。
ナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンに合う料理
鉄板の相性・アメリカのステーキ
ナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンに合わせたいのは、何といっても、ステーキです。
もうこれ一択と言ってもいいぐらい。
特に、アメリカの、塩こしょうでシンプルに味付けされた、食べ応えたっぷりのステーキには、ナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンの強さが抜群に合います。
ショートリブも相性ぴったり
たまにはステーキ以外で、という時には、ショートリブのオーブン焼きも、おすすめです。
ショートリブを、しょう油とハチミツでマリネして焼けば、深みが出て、カベルネ・ソーヴィニヨンにぴったりです。
深いタンニンが、脂っこさをカットしてくれるので、やや脂身多めぐらいのお肉でも、美味しく食べられます。
チーズならくせのあるものを
ワインの美味しさだけを存分に味わうなら、チーズや、生ハム、パテなどをおつまみにするのもおすすめです。
チーズなら、少しクセの強いものが、よく合います。臭めのブリーチーズなどは、まさに至福の組み合わせ。
逆に、チェダーやコムテなど、クセの少ない食べやすいチーズは、少し物足りなく感じます。
トリュフピザなど、チーズとトリュフの組み合わせとの相性も、なかなかのものです。
ナパヴァレーのおすすめカベルネ・ソーヴィニヨン
1.Caymus Cabernet Sauvignon
まずは、何といっても、ナパヴァレーの王様、ケイマス ・ヴィンヤーズ (Caymus Vineyards)のカベルネ・ソーヴィニヨン です。
ケイマス ・ヴィンヤーズは、ナパヴァレーで最も歴史あるワイナリーのひとつ。
そのワイナリーが造るカベルネ・ソーヴィニヨンは、アメリカを代表するワインのひとつとなっています。
どれほど濃く重いワインかと思えば、飲んでみると意外にも、飲み心地は渋すぎず、滑らか。
ダークチェリー、プルーン、カシスなど、しっかりとした果実味が、まず、口の中に広がり、フルーティなワインというのが第一印象です。
その後、バニラのような、やわらかく、まろやかな甘みと、ナツメグや、タバコ、こしょうのようなスパイス感も加わり、だんだんと、複雑味が増してきます。
深いタンニンもあり、後味には、最初の口当たりとは異なる、しっかりとした深みを残します。
いいお値段ですが、飲んでみる価値、絶対にありです。
購入場所:Liquor Outlet Wine Cellars (Boonton, NJ) 約80ドル 約90ドル (2023年6月現在)
日本でも購入できます
楽天市場でCaymus Vineyards Cabernet Sauvignonを見てみる
ちなみに、ケイマスを飲み始めて以来、記憶に残った、美味しいヴィンテージ、いわゆる当たり年は、2013年、2018年、2020年です。
2.Rombauer Cabernet Sauvignon
続いては、Rombauer Vineyard (ロンバウワー)のカベルネ・ソーヴィニヨン。
こちらも、その定評どおり、間違いなく美味しいワインです。
濃い赤紫色、ダークチェリーやカシスのようなギュッとした濃い果実味と、ほどよいタンニン、スパイシーな風味。
ナパ・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンに求めるものが、すべて表現されているような味わいです。
しっかりと深みがあるのに、重すぎない、バランス秀逸なワイン。
Caymusよりも、少し軽めのミディアムボディです。
購入場所:Liquor Outlet Wine Cellars (Boonton, NJ) 約70ドル (2023年6月現在)
日本でも購入できます
楽天市場でRombauer Cabernet Sauvignonを見てみる
3. BV Rutherford Cabernet Sauvignon
もう少し気軽に手に取れる価格帯からは、Beaulieu Vineyard (ボーリュー・ヴィンヤード)のRutherford Cabernet Sauvignon。
通称、BVです。
ブラックチェリーやプラムのしっかりとした果実味と、バニラのアクセント、そして、樽熟成による滑らかさが、とても心地よく、お高いワインにひけを取らない美味しさです。
ちなみに、BVのカベルネは、同じ価格帯で、いくつか産地の違うものがあります。
おすすめは、Rutherford (ラザフォード)産。
ラザフォードは、ナパヴァレーの中にあるAVA (政府認定のぶどう栽培地)のひとつです。
購入場所
Liquor Outlet Wine Cellars (Boonton, NJ) 約30ドル (2023年1月現在)
日本でも購入できます
楽天市場でBV Rutherford Cabernet Sauvignonを見てみる
4.Scattered Peaks Cabernet Sauvignon
浮世絵版画のようなラベルが印象的な、Scattered Peaksのカベルネ・ソーヴィニヨン。
なんとこのワイナリーで造られるのは、カベルネ・ソーヴィニヨンのみ。こだわりのワインです。
注いだ瞬間から、ブラックチェリーやカシスのような濃い果実と、いつごのような少し軽やかな果実の両方の香りが、しっかりと感じられます。
その後、バニラやナツメグのような、スパイスの香りもあり。
飲んだ感じにも、ブラックチェリーやカシスのぎゅっと濃い風味が際立ち、バニラやココアのようなスパイスが、アクセントになっています。
タンニンも酸もしっかりめ。
力強く、お値段以上の美味しいカベルネ・ソーヴィニヨンです。
購入場所:Liquor Outlet Wine Cellars (Boonton, NJ) 約29ドル (2023年6月現在)
5. Joseph Carr Revelist Cabernet Sauvignon
Joseph Carrのカベルネ・ソーヴィニヨンも美味しいです。
ただし、Revelistとラベルに書かれている方のワインを。
このワイナリーの、少し“いいほう”の、カベルネ・ソーヴィニヨンです。
Joseph Carrのワインは、20ドル以下で買えるラインもありますが、ハズレなく美味しいカベルネ・ソーヴィニヨンが飲みたい場合は、Revelistがおすすめです。
ダークチェリーやカシス、リコリッシュ、そしてレザーのようなスパイス感のバランスがよく、ナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンらしい、深くて濃い味わいです。
滑らかながらしっかりとしたタンニンがあり、飲みごたえがあります。
購入場所:Liquor Outlet Wine Cellars (Boonton, NJ) 約35ドル (2022年7月現在)
日本でも買えるナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニョンはこちら
楽天市場でナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニョンを見てみる
♦♦
こちらもぜひ
ソノマのカベルネソーヴィニヨン 特徴とおすすめワイン
♦♦
まとめ:避けては通れないナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニョン
今回は、ナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニョンをご紹介しました。
アメリカのワインを飲むなら、やっぱり、避けては通れないワイン。
中でも、カベルネ・ソーヴィニヨンは、ナパヴァレーを、さらにはアメリカを代表するワインです。
ぜひ、好みの1本を見つけてみてくださいね。
ちなみに、個人的には、ワインのヴィンテージを意識するきっかけになったのが、ナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニョンでした。
ワインは農産物と言われます。毎年、気候によって、ぶどうの出来、味わいが変わるので、ひとつの産地のぶどうだけで作られるワインには、特に、その違いが表れます。
当たり年、と言われるのは、ワインに最適なぶどうが収穫できた年のこと。
ナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニョンの当たり年は、ここ数年では2013年、2016年、2018年、2020年と言われています。
以下の記事では、ナパのカベルネ・ソーヴィニョンのほかにも、おすすめのカリフォルニアの赤ワインをご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
カリフォルニアの赤ワイン おすすめの産地と品種
今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回。
Ryoko