最終更新日:08/22/2024

アメリカのセントパトリックデーの定番料理コンビーフ

アメリカ のセントパトリックデー の定番料理 コンビーフ

こんにちは、Ryokoです。

3月17日は、アイルランドの祝日、セントパトリックデー (St. Patrick’s Day)です。

アメリカでは、会社や学校は休みではありませんが、各都市でパレードが行われたり、アイリッシュパブが大繁盛したりと、にぎやかな日。

正しい過ごし方は何なのか、アメリカにいるとよくわかりませんが、せっかくなら、楽しみたい。

ということで、今回は、自宅で楽しめる、セントパトリックデーに食べたい料理とお酒をご紹介していきます。


セントパトリックデーとは

セントパトリックデー (St. Patrick’s Day)は、3月17日。

アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日で、アイルランドでは、祝日となっている日です。

アメリカでも、その昔、アイルランド系移民が広めたことにより、シカゴやニューヨークなど大都市ではパレードが行われるなど、聖パトリックを称える、にぎやかな日となっています。

ただ、どちらかといえば、食べて飲んで騒ぐ日、になっている感もあるアメリカのセントパトリックデー。

アイリッシュパブはどこも満杯になり、老若男女、緑色や、アイルランドの国花シャムロック (クローバー)をモチーフにした衣服やアクセサリーを身に着けて、アイリッシュ料理とビールを楽しみます。

緑色に着色されたビールも、この日ならでは。主に若者が楽しんでいます。

セントパトリックデーの緑のビール

セントパトリックデーの定番料理コンビーフ

アメリカ のセントパトリックデー の定番料理 コンビーフ
セントパトリックデーの定番料理コンビーフ

セントパトリックデーの定番料理と言えば、コンビーフ (Corned Beef)。

コンビーフと言っても、缶詰めのあれではなくて、牛肉を数種類のスパイスとビールで煮込んだガッツリしたお肉料理。

塩気がしっかりしていて、ビールと抜群に合う味わいです。

諸説ありますが、実はこの料理、アイルランドでは食べられていないとか。

なので、正確には、アメリカのセントパトリックデーの定番料理、ですね。

お店でも食べられますが、人でごった返すアイリッシュパブへ行かずとも、自宅で、作ることができます。

多くの精肉店で、コンビーフに必要なスパイスもセットになって、お肉の塊が売られています。

アメリカ のセントパトリックデー の定番料理 コンビーフ キット
精肉店で買えるコンビーフキット

この日にしか使わないかもしれないスパイスを全部揃えるのは大変ですが、これならもう、ただコトコト煮込むだけ。

時間と、大きめのお鍋さえあれば、誰でも簡単に、コンビーフを作ることができます。

煮込むときに、水だけではなく、ビールを使うと、よりジューシーに、風味豊かに仕上がります。

ビールの種類はお好みで。せっかくなら、アイルランドにこだわって、Harp Lagerや、ギネス、アイリッシュレッドビールなど。

私は、缶のギネス (1パイント)を使っています。

入れる量は、1本で充分。あとは水を、お肉がひたひたにかぶるぐらいまで入れます。

煮込み時間の目安は、沸騰後、1ポンドあたり約40分。お肉の大きさによって、2-4時間程、弱火でコトコト煮込みます。

上の写真のお肉は5ポンドもあったので、3時間強、煮込みました。

お肉と一緒に、キャベツやニンジン、じゃがいもを一緒に煮込むのが、定番レシピ。

お肉ができあがる20-30分前に、野菜を入れて煮込みます。

充分な大きさのお鍋がない場合は、お肉を取り出してから、そのスープで野菜を煮込んでも、大丈夫です。

時間はかかりますが、工程はいたって簡単。セントパトリックデー当日、もしくは前後の週末など時間がある時に、自家製コンビーフ、おすすめです。

残ったらサンドイッチに

精肉店で売られているコンビーフ用のお肉は、たいてい巨大。少人数だと、食べきれず、残るはずです。

その時は、翌日以降、ぜひ、コンビーフサンドイッチにして食べてみてください。

これがまた、美味。

むしろ、サンドイッチ用に、あえて、残しておきたいと思える絶品ができあがります。

使うパンの定番は、ライ麦パン。イメージは、ニューヨークの人気店、Katz’s Delicatessen (カッツ・デリカテッセン) のコンビーフサンドです。

セントパトリックデー の定番 料理 コンビーフ Katz's Delicatessen Corned Beef Sandwich
Katz’s Delicatessenのコンビーフサンドイッチのイメージで

パンとお肉の間に塗るマスタードは、アイリッシュバーによく置いてある、少しスパイシーなイギリスのColman’s Mustardが美味しいです。

Amazonでも買えます。
Colmans Original English Mustard

Colman's Mustard
Colman’sのマスタードがコンビーフによく合います

合わせたいのはビール。断然ギネス

できあがった料理とともに飲みたいお酒は、断然ビール。

赤ワイン、白ワインも試してみましたが、かなり塩気の強い料理なので、ビールが最もよく合います。

お肉を煮込む時に使うビールは何でもいいですが、飲みたいのはやっぱり、アイリッシュビール。

中でもギネスが、イチ押しです。

そのほか、アイリッシュラガーや、アイリッシュレッドなど、お好みのアイリッシュビールを合わせて楽しんでくださいね。

合わせるビール、イチ押しはギネス

まとめ:セントパトリックデーに食べたい自家製コンビーフ

今回は、セントパトリックデーに食べたい、定番料理コンビーフをご紹介しました。

簡単で、見た目も豪華、そして美味しい、という嬉しい料理。

この日ばかりは、カロリーは気にせず、満腹になるまでコンビーフと、アイリッシュビールを堪能したいものです。

時間があればぜひ、お試しください。

今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

それでは、また次回。

Ryoko



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