こんにちは、Ryokoです。
今日は、アメリカ・ワシントン州のワインについて、ご紹介していきます。
カリフォルニア州に次いで、ワインの生産量が、アメリカで第2位の、ワシントン州。
上質で、コスパの高いワインを生み出す産地として、知られています。
今回では、そのワシントン州の代表的なワイン産地や品種、おすすめのワインなどをご紹介していきます。
ワシントン州最大のワイン産地コロンビア・ヴァレー
アメリカ・ワシントン州の場所は、北緯45-47度。
フランスのワイン大産地、ボルドーや、ブルゴーニュと同じです。
夏が非常に暑く、冬が非常に寒い+昼夜の寒暖差が激しい、という、ぶどう栽培に適した気候で、上質なワインが、多く、生み出されます。
いくつものワイン産地が存在しますが、最大の産地が、州の南側、オレゴン州との境に位置する、コロンビア・ヴァレー (Columbia Valley)。
お店で見かけるワシントン州のワインは、ほぼこのエリアで造られているといっても、過言ではないほど、大きな産地です。
赤ワインならカベルネ・ソーヴィニヨン
ワシントン州では、さまざまな種類のワインが造られていますが、代表する赤ワインのひとつが、カベルネ・ソーヴィニヨンです。
カリフォルニア産の凝縮感と、ボルドーの気品を兼ね備えている、と表現されることもある、ワシントン州のカベルネ・ソーヴィニヨン。
同じアメリカのカベルネ・ソーヴィニヨンでも、カリフォルニア産とはひと味違う味わいが、楽しめます。
チェリーや、ブラックベリー、カシスなどの濃い果実味と、チョコレートやレザーのようなスパイス感。
複雑味を持ちながらも、エレガントな味わいのものが多いです。
派手さはありませんが、お手頃価格で、お宝に出会える確率も高く、探りがいのあるワインです。
おすすめのワシントン州のカベルネ・ソーヴィニヨン
1.Double Canyon Horse Heaven Hills Cabernet Sauvignon
まずは、Double Canyon Horse Heaven Hills Cabernet Sauvignon (ダブル・キャニオン・ホース・ヘブン・ヒルズ・カベルネ・ソーヴィニヨン)。
Double Canyonというワイナリーの、カベルネ・ソーヴィニヨンです。
Horse Heaven Hills (ホース・ヘヴン・ヒルズ)とは、政府公認のぶどう栽培地域(= AVA)の名前。
コロンビア・ヴァレーもAVAですが、その、さらに中にあるAVAです。
きれいなルビー色をしたこのワイン、最初にしっかりとした果実の香りが感じられ、次いで、タバコなどの、スパイスの香りが立ってきます。
その印象どおり、飲んでみると、ダークチェリーのような果実味、タバコや、白こしょうのようなスパイス感、そして、バニラのような、まろやかさなど、複雑で、深みのある風味が、感じられます。
タンニンは中程度、ミディアムボディ。酸はかなり高いです。
このワインは、カベルネ・ソーヴィニヨンを中心に、プティ・ヴェルド、メルロー、シラー、マルベックが、ブレンドされています。
がっつり牛肉の塊というよりは、少しソフトに、牛ひき肉を使った料理に、合わせたいワイン。
チーズなら、グリュイエール。
チーズフォンデュに、このワインを合わせるのも、おすすめです。
購入場所:Long Hill Liquors (Oakland, NJ) 約25ドル (2021年12月現在)
2.Truth Be Told Cabernet Sauvignon
ラベルデザインもおしゃれな、ワイナリーRoots Run Deepの、カベルネ・ソーヴィニヨンTruth Be Told。
こちらも、美味しいです。
カベルネ・ソーヴィニヨン88%、メルロー6%、マルベック6%のブレンド。
コロンビア・ヴァレー産の、ワインです。
色は、きれいな赤紫。
ダークチェリーの濃い果実味と、リコリッシュや、タバコのような、スパイス感が感じられます。
ほのかな、チェリージャムのような甘みが、いいアクセントになっています。
購入場所:Oakland Wine & Liquor (Oakland, NJ) 約19ドル (2022年3月現在)
3.Owen Roe Cabernet Sauvignon
続いては、ワイナリーOwen Roeの、カベルネ・ソーヴィニヨン。
コロンビア・ヴァレーの中に位置するAVA、ヤキマ・ヴァレー (Yakima Valley)のカベルネ・ソーヴィニヨンです。
ブレンド無しの、100%カベルネ・ソーヴィニヨン。
ダークチェリーのような、しっかりと濃い果実味と、スパイス感が、特徴的です。
ほんのりと、ピーマンのような、緑の野菜やハーブのような香りも、感じられます。
タンニンはしっかりしていて、酸は高め。
飲みごたえのある、しっかりとしたワインです。
牛肉の細切れや薄切りを使った、肉野菜炒めが、よく合います。
購入場所:Bottle King (Morris Plains, NJ) 約36ドル (2022年7月現在)
ちなみに、ヤキマ・ヴァレーは、ワシントン州で、最初にAVAに認定されたエリア。
様々な種類のワインが造られていますが、カベルネ・ソーヴィニヨンやシラー、メルローなどの赤ワインは、特に高い評価を、得ています。
4.Lower East Cabernet Sauvignon
もう1本、デザインがおしゃれなワインを。
2005年創業の、比較的、新しいワイナリーGramercy CellarsのワインLower East Cabernet Sauvignonです。
よく熟したラズベリーや、チェリーのような赤い果実と、ブラックベリーのような、黒い果実の味わいが、両方感じられるのが、このワインのユニークなところ。
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネフラン、プティベルドのブレンドです。
バニラのような風味もあり、やわらかく、深みのある味わい。
飲み心地は、とても滑らかです。
開けたては、少し固い味わいので、開けてから少し時間をおくか、エアレーターを使うのがおすすめです。
開けて2日ほど経っても、美味しさが続く、ワインです。
購入場所:Bottle King (Morris Plains, NJ) 約28ドル (2022年7月現在)
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白ワインならリースリング
ワシントン州の白ワインで、最も生産量が多いのは、シャルドネ。
ですが、あえて、おすすめしたいのが、リースリングです。
一般的に、リースリングといえば、甘口から、辛口(ドライ)まで、さまざま。
どちらかといえば、甘口のほうが多いぐらいの、印象です。
でも、ワシントン州のリースリングは、そのほとんどが、辛口 (ドライ)。
辛口派にとっては、ハズれることのない、安心のチョイスなのです。
アプリコットや、桃のような、まろやかな果実味や、控えめなブーケの香り、そして、なんといってもキリッとした飲み心地が特徴です。
おすすめのワシントン州のリースリング Kung Fu Girl
ワシントン州でイチ押しのリースリングは、ワイナリーCharles Smith Wineが造る、Kung Fu Girl Riesling (カンフーガール・ リースリング )です。
ライムや、青りんごのような、シャープな風味や、桃や、洋ナシのような、丸みのある甘酸っぱさなど、安いワインながら、リースリングの特徴が、きちんと表れています。
酸もしっかりした、キリっとした辛口リースリング。
コスパ抜群、安くて美味しいワインの、代表格です。
コスパ抜群 カンフーガール (Kung Fu Girl) リースリング
購入場所
Liquor Outlet Wine Cellars (Boonton,NJ) 約12ドル 約14ドル (2023年6月現在)
日本でも購入できます
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まとめ:コスパがいいワシントン州のワイン
今日は、ワインの生産量アメリカ第2位の州、ワシントン州のワインについて、ご紹介しました。
お手頃価格で、美味しいワインに出会える可能性大の、ワシントン州のワイン。
近郊に住んでいない限り、選択肢は多くないかもしれませんが、見かけたらぜひ、飲んでみてください。
カリフォルニア産とは、ひと味違う美味しさを持つ、カベルネ・ソーヴィニヨン。
辛口派には、当たりしかない、リースリング。
この2つが、特に、おすすめです。
今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回。
Ryoko