こんにちは、Ryokoです。
今日は、赤ワインと料理のペアリング案をひとつ、ご紹介します。
注目したのは、ひき肉。
家庭で手軽に調理できて、料理の完成系はちょっと豪華な見た目になるひき肉は、赤ワインにぴったりの食材です。
牛、豚、ラム (子羊)など、混ぜる組み合わせを変えて、アレンジすることで、さまざまな赤ワインとのペアリングが楽しめます。
お家で作る、赤ワインに合うひき肉料理
ボロネーゼソースのパスタ
赤ワインに合うひき肉料理で、家庭でも手軽にできるものといえば、パスタ・ボロネーゼ。
いわゆる、ミートソースのパスタです。
お肉、野菜、スパイスを混ぜて煮込むだけ。じっくり煮込む時間さえあれば、工程は難しくありません。
合わせたいワインのランクや種類に合わせて、パスタの種類を変えたり、フレッシュパスタを使ったりと、アレンジすることで、幅広くペアリングが楽しめます。
ミートローフ
ミートローフも、案外簡単にできて、赤ワインにぴったりな、ひき肉料理。
材料を混ぜて、オーブンに放り込むだけなので、むしろ、ボロネーゼソースを作るよりもお手軽です。
ひき肉と玉ねぎだけでシンプルに作っても良し、こまかく刻んだ野菜を混ぜたり、ベーコンを乗せて焼いたりしてアレンジしても、美味しいです。
ラザニア
もう少し、手間暇をかける時間と気持ちの余裕があれば、ラザニアも、ぜひレパートリーに加えたい一品です。
ボロネーゼソースや、ミートローフよりも、さらに見た目が豪華。
おもてなしにも、ぴったりです。
アメリカでは、リコッタチーズたっぷりのラザニアが主流ですが、日本では、ホワイトソースを使ったラザニアのほうが、メジャーですよね (たぶん?)。
リコッタチーズを使う、アメリカのラザニアも美味しいですが、実際に作ってみると、案外、味がバッチリ決まりにくい。
ホワイトソースを使う日本式のほうが、味に深みが出やすく、リッチな味わいになります。
ちなみに、私のお気に入りは、ドラマ「きのう何食べた?」に出てきたラザニア。
ネットで検索すると、たくさんの再現レシピが紹介されていますよ。
「きのう何食べた?」のラザニア再現レシピを見てみる
ひき肉の配分を変えていろいろなワインのおともに
ボロネーゼソース、ミートローフ、ラザニア、どれも、合わせるひき肉の種類と配分を変えることで、いろいろな赤ワインとのペアリングが楽しめます。
牛ひき肉100% で、ソノマのカベルネ・ソーヴィニヨンと
牛ひき肉100%で、料理を作るなら、合わせたいワインは、カベルネ・ソーヴィニヨン。
中でも、おすすめしたいのは、ソノマのカベルネ・ソーヴィニヨンです。
ステーキのような塊肉なら、力強いナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンがよく合いますが、味わい、食感ともにソフトなひき肉料理の場合、ソノマのカベルネ・ソーヴィニヨンのまろやかな味わいが、よく合います。
おすすめのワインなど、詳しくはこちらをご覧ください。
ソノマのカベルネソーヴィニヨン 特徴とおすすめワイン
牛&豚ひき肉なら、オレゴンのピノ・ノワール
牛ひき肉と、豚ひき肉を合わせて (いわゆる合挽き肉で)作れば、軽やかな赤ワインにぴったりの料理になります。
おすすめのワインは、オレゴン産のピノ・ノワール。
アメリカの赤ワインの中で、もっとも軽やかと言えるワインです。
詳しくはこちら
オレゴン州のピノ・ノワール 特徴とおすすめワイン
アメリカでは、合挽き肉というものは売っていませんが、お店によって、Meatloaf Mixのような名前で、牛、豚、子牛 (Veal)のひき肉を混ぜた、ミートローフ用のひき肉が売っています。
好みのひき肉を混ぜて作っても、もちろんいいですが、ミートローフミックスを使えば、より、手軽です。
ピノ・ノワールのほか、イタリアの軽めの赤ワインも、牛&豚ひき肉料理との相性ぴったりです。
牛&ラムひき肉 で、カリフォルニアのジンファンデル
牛ひき肉に、ちょっとくせのある、ラム (子羊)のひき肉をまぜれば、カリフォルニアのジンファンデルとの、美味しいペアリングの完成です。
ラムチョップなど、塊のラム肉は、やや臭いがきつく、家で調理するのは、正直ちょっと、面倒くさい。
その点、ひき肉なら、気軽にその味わいを楽しむことができます。
ただ、少量でもかなり存在感があるので、お好みによって、量を調整してくださいね。
牛・ラム・豚ひき肉、3種類まぜて、より複雑味を増すのも、ありです。
ジンファンデルについて、詳しくはこちらで。
アメリカ版プリミティーヴォ 個性豊かなジンファンデル
おまけ:豚ひき肉100%なら・・・?
ちなみに、豚ひき肉100%の定番料理といえば、一気に毛色が変わって、餃子や、シュウマイ、肉団子鍋など。
豚肉は、より幅広く、ペアリングを楽しめる食材です。
餃子や、シュウマイ、肉団子に合わせたいお酒と言えば、、、やっぱり、キリッと冷えたビール!ですが、白ワインや、日本酒も、いい相性です。
リースリングやピノ・ブランなど、すっきりドライな白ワイン、お米の甘みを感じる純米酒など。
赤ワインも、もちろんあり。ピノ・ノワールなど、軽やかなタイプがおすすめです。
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お肉とワインのペアリングならこちらも
ショートリブやスペアリブなど 赤ワインに合うリブ肉料理
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まとめ・お家でも簡単に美味しいペアリングを
今回は、赤ワインとひき肉料理の、ペアリングのアイディアをご紹介しました。
ひき肉なら、牛、豚、ラムともに、手に入りやすく、便利です。
お肉の配分を変えることで、いろいろなワインに合わせられるのが、おもしろいところ。
ぜひお気に入りのレシピを見つけて、ペアリングを楽しんでみてくださいね。
今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回。
Ryoko