こんにちは、Ryokoです。

各季節のうち、季節限定ビールが最も充実するのが、秋。

秋ビールといえば、オクトーバーフェストに代表される、ドイツラガーのタイプと、かぼちゃの風味のパンプキンビールが主流です。

そのほか、各クラフトブルワリーから、いかにもクラフトビールらしい、ユニークなタイプの限定ビールも、いろいろと出ています。

今日は、季節感があり、かつ、美味しい秋ビールを、ピックアップしてみました。

おすすめ秋ビール１．パンプキンビール

まずは、秋ならではの味わい、パンプキンビールから。

おすすめしたいベストパンプキンビールは、ニューハンプシャー州のブリュワリーSmuttynose Brewingの、Pumpkin Aleです。

Smuttynose Brewingは、かなりコンサバな、でもしっかりと美味しいビールを造るブルワリーです。

秋限定ビールも、名前こそ、何のひねりもないですが、奇をてらい過ぎることなく、かつ、おとなし過ぎず、絶妙なラインの味わいで攻めています。

かぼちゃの香りのスパイスと、かぼちゃのほくほく感を表現するかのような、ほのかなまろやかさ（さすがに飲み心地がほくほくというわけではないですが）。

それらがちょうどいいバランスで、感じられます。

かぼちゃ過ぎない飲み心地にもかかわらず、後味にはきちんと、かぼちゃの余韻が残るところが、素晴らしいところ。

バランス次第では、飲み飽きしてしまうこともありがちなパンプキンビール。

このPumpkin Aleは、1本はもちろん、何本か続けて飲んでも、飽きさせないバランスです。

斬新さはさほどありませんが、何度もリピートしたくなる味わいです。

おすすめ秋ビール２．オクトーバーフェスト

オクトーバーフェストとは、ドイツのビール祭り。

そのお祭りで飲まれるドイツラガーを基本にして、アメリカでも、各社それぞれに、オクトーバーフェストという名で、秋限定ビールを出しています。

基準にしたいのは、本場ドイツのHacker Pschorr (ハッカープショール) のOriginal Oktoberfest。

特徴は、ラガーでありながら、アンバーエールにも近い、赤味を帯びた色。そして、たっぷりのモルト（麦）感です。

なかなか、ハッカープショールに迫る一品には出会えませんが、アメリカで毎年飲みたいオクトーバーフェストと言えば、定番サミュエル・アダムス (Samuel Adams)。

通称サム・アダムスのオクトーバーフェストです。

モルトを感じる味わいの中に、ほのかに、キャラメルのような香ばしさを感じるのが、サム・アダムスのオクトーバーフェスト。

毎年、少しずつ味わいが変わるので、今年はどんな味かなと、楽しみにできるのも、いいところです。

クラフトブルワリーから選ぶなら、ニュージャージー州Cape May BrewingのOktoberfest。

ハッカープショールほどではありませんが、やや赤味がかった色合い。モルト感も、しっかり感じます。

今まで飲んだアメリカのオクトーバーフェストの中で、いちばんオクトーバーフェストらしい味。

あまり冷やしすぎずに飲んだほうが、モルト感をより感じることができます。

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オクトーバーフェストは、やはり、伝統と実績の、ドイツビールに一票、という気がしなくはないですが、アメリカのオクトーバーフェストも、楽しむ飲んでみる価値ありです。

秋ビール３．変り種ビール

パンプキンビールとも、オクトーバーフェストとも違う、ユニークな秋ビールもあります。

コンサバなビール好きにとっては、やや手に取りがたいものもありますが、そんな中、意外にハマったのが、バーモント州のブルワリーLong Trail Brewingの、Harvestという名のビールです。

Maple Aleというユニークなカテゴリー。

その名のとおり、メイプルシロップを使ったビールです。

いつもなら、メイプルシロップのビール→甘い？→無理！となるところですが、説明を読む前に、先入観無しで、Harvestという名前だけで選んだのが、正解でした。

ブラウンエールからの派生、といった感じの味わいで、メイプルシロップの甘みというよりも、メイプルの木の香りが、印象的。

その香ばしさが、なんだかとっても、心地いいです。

甘さはほとんど感じず、むしろ、一般的なブラウンエールよりも、甘みは控えめ。

ユニークですが、決してエキセントリック過ぎない、コンサバ派にも美味しいビールです。

Beer Flightで秋ビール飲み比べ

アメリカでは、多くののリカーストアで、ビールは、基本的に6本(時に4本)パック販売のみ。

1本売りされていることもありますが、賞味期限間近か、賞味期限が切れていることもあるので、要注意です。

好みの味かどうかわからないビールを、いきなりパック買いするのは、ちょっと勇気がいりますよね。

そこで活躍するのが、クラフトビールに力を入れているバーや、レストランのメニューにある、Beer Flight (ビアフライト)です。

ビアフライトとは、何種類かのビールを、小さなポーションで飲み比べることができるセットのこと。

お値段的には、やや割高になりますが、気になるビールがいくつもある時に、使える飲み方です。

まずはビアフライトで試してみて、気に入ったビールをパック買い、という流れなら、無駄なく秋ビールが楽しめます。

 

ニュージャージーならおすすめはここ
ビール好きのMust-Go! Plank Pizza Co. Beer Parlor (ニュージャージー)

 

 

リカーストアのテイスティングイベントも狙い目

リカーストアで時々開催される、テイスティングイベントも、飲んだことのない秋ビールを試す、絶好の機会です。

さほど興味のなかったブルワリーのものが、案外気に入った、という素敵な出会いもありますよ。

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今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

それでは、また次回。

Ryoko