こんにちは、Ryokoです。
今日は、生ビールの選び方についてのお話をしてみようと思います。
お店によっては、ビールの種類が多く、どれを選んだらいいかわからない、という時もありますよね。
そんな時、ビールの種類から選ぶ代わりに、サイズから選んでみるのも手です。
今回は、アメリカの一般的なバーの生ビールのサイズと、案外使える、サイズから生ビールを選ぶ方法について、まとめてみました。
生ビールをサイズから選ぶ
まずは16ozをゴクゴクと
クラフトビールの生にこだわっているアメリカのバーのビールメニューには、次のような情報が書かれています。
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- ビールの種類 (IPAとか、Stoutとか)
- ビールの名前
- ブルワリー名と所在地(市・州)
- アルコール度数(ABV)
- 1杯あたりのサイズ
- 価格
ここで、注目したいのが、1杯あたりのサイズ。
昨今、クラフトビールのお値段が高くなっているので、よく見ると、サイズの小さいグラスで提供されることも多いんです。
たとえば、最初の一杯は、生中 (=生ビール中ジョッキ)のイメージで、グビグビ飲みたい派の場合。
狙うべきは、16oz(オンス) のグラスで提供されるビールです。
16oz = 1 pint (パイント) = 473mlです。
そこから、好きなビールの種類、気になるブルワリーを見て、絞り込んでいきます。
一般的に、アルコール度数の高いビールは、低いものよりも値段が高い傾向にあり、小さいサイズで提供されることが多いです。
つまり、16ozで提供されるビールは、飲みやすいタイプのものが多く、グビッと行きたい欲求を満たしてくれるもの、ということになります。
いつもとは違う角度から絞り込むことで、普段は選ばないようなビールとの出会いがあったりするのも、楽しみのひとつです。
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二杯目以降は、お腹と気分に合わせて、引き続き16ozを攻めるも良し、14oz (=414ml)グラスへ移行するも良しです。
あるいは、そんなにガブガブ飲みたくないけど、いろいろなビールを少しずつ飲みたいという時なら、14ozや10ozから、何種類か選ぶ、というのもありですね。
お店によって、グラスのスタンダードサイズは異なりますが、一般的なバーでは1パイントが標準です。
ちなみに、日本のビールのロング缶や、中瓶は、500ml。
アメリカでは、缶・瓶ビールの標準サイズが12oz(=355ml)で、ロング缶が1パイント (= 16oz = 473ml) です。
食後にはプレミアムなビールを10ozサイズで
食後など、締めにちょっとだけ飲みたい時には、10oz(= 295ml)から選んでみてはいかがでしょう。
アルコール度数が高めのビールや、ポーターやスタウトのように、飲み応えのあるもの、もしくは限定生産のプレミアムものが、このサイズに多いです。
たっぷりはいらないけど、少しだけ飲みたいタイプのビールです。
食後のコーヒーがわりのポーター (黒いビール)、ウィスキーがわりに樽熟成のビール、カクテルがわりにリキュールを使ったビール、はたまた、デザートがわりにチョコレート味のビール、などなど。
締めの1杯を、小さいグラスでぜひ楽しんでみてください。
もちろん、お店によっては、メニューにサイズが書かれていないこともありますが、アメリカのバーで生ビールを選ぶ時の参考になれば嬉しいです。
コスパのいいチェーンレストランの生ビール
16ozよりももっと大きなサイズで、しかもお安く、飲める場所があります。
それは、チェーンのレストラン。
たとえば、Outback Steakhouseと、TGI Fridaysなど。
クラフトビールにこだわるバーのような品揃えは期待できませんが、ひとつかふたつ、これならいいなと思えるビールが、必ずあります。
だいたいどこでも、間違いないSam Adamsのビールはあるので、困ったらそれを。各季節限定のビールを生で楽しめます。
まとめ:飲みたい度に合わせてサイズから生ビールを選んでみる
今日は、生ビールをサイズから選ぶ方法をご紹介しました。
ビール好きなら、「何料理でもいいけど、とにかく生ビールが飲みたい!たくさん飲みたい!」という時、きっとあると思うんです。
そういうときに、サイズ中心でビールを選んでみたり、チェーンレストランを上手に利用してみたりするのは、かなりおすすめ。
日本ほど、どこでもかしこでも生ビールが飲める、という環境が整わないアメリカですが、飲兵衛日本人の欲求を、ひそかに上手に、満たしていきましょう。
おまけ:ビールに関する英語の表現を少し
最後に、バーやレストランで生ビールを注文するときの英語の表現について少し。
例えば、生ビールは、英語で、Draught Beer とかDraft Beer (どちらも発音は、ドラフトビア)と言います。
このブログRyoko on Tapにも使っている、On Tapも、生ビールの表現。
Beer on Tapで、生ビールという意味になります。
注文で使うのは、以下のような表現。
I’ll have ~ (ビールの名前).
I’ll take ~ (ビールの名前).
Can I have ~ (ビールの名前)?
例)Can I have Sam Adams Seasonal please?
(サムアダムスの季節限定ビールをいただけますか?)
プリントされたメニューがなく、何があるか聞きたいときは、
What (kind of) beer do you have on tap?
=生ビールは何がありますか?
と言います。
そして、どれにするか決まったら、上の表現 (I’ll have…./ I’ll take…./ Can I have…?)で、注文完了。
ご参考までに。
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今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回。
Ryoko