最終更新日:12/30/2023

カーニボア 野菜を食べない肉食な生活という選択肢

カーニボア 野菜を食べない肉食な生活という選択肢

こんにちは、Ryokoです。

カーニボア (carnivore)という言葉、聞いたことありますか?

野菜、炭水化物、糖類をとらず、肉のみを摂る食のスタイルのことを、カーニボアと言います。

大の肉好き (の私) もさすがに驚く、常識を覆すような、このスタイル。

学んでみると、妙に、腑に落ちる点がありました。

今回の記事では、さぁカーニボア始めよう!というよりも、カーニボアを知ったことで得た気づきを、シェアできればと思います。


基本、肉だけ。カーニボアという食生活

カーニボア(carnivore)とは、日本語で、肉食動物。

そこから派生して、肉中心の食生活を、カーニボアと呼びます。

カーニボアについて書かれた本は、それほど多くありませんが、アメリカ人医師が書いたもので、日本語に訳されているのが、こちら。

「医師が唱える超食事・大革命 カーニボア・コード」

医師が唱える超食事・大革命 カーニボア・コード


原文で読みたい方は、こちら→「The Carnivore Code」

この本によると、カーニボアの考え方とは、「心身ともに、病気知らずだった、狩猟時代の人間の食生活に倣え。」というもの。

動物から得られる栄養が、人間にとって、もっとも吸収効率がよく、消化もいいと、説明されています。

狩猟時代と、現代とでは、食べ物以外の環境も、大きく違うので、にわかに、なるほど納得。とは言い難いところ。

でも、ベジタリアンや、ビーガンが成り立っているのなら、肉だけを食べるカーニボアというスタイルにも、一理あるかも、という気もします。

野菜を食べなくていいという衝撃

何といっても、カーニボアで衝撃的なのは、野菜を食べなくていい。という点。

むしろ、食べるな。と、言っています。

長い歴史の途中、植物は植物で、自分の身を守るため、人間や動物に食べられないようにするために、毒素を持つようになった。→その毒素は、人間の身体が分解できるものではなく、身体に蓄積され、害を及ぼす。

という理屈です。

言われてみれば、納得感あり。

でも、やっぱり、とっさに頭によぎるのは、

野菜を食べないで大丈夫なんですか?

ということ。

生まれた時から、野菜を食べないと病気になると、叩き込まれてきたんですけど。ていう。

でも、この本では、農作物を口にするようになった歴史は、人類の長い歴史の中では、ごく最近の話で、それまでの長い間、人類は、基本、肉だけで、病気知らずで生きていたんだと言います。

そして、野菜、病気、薬、政府、メディアは、密接に、複雑に、利権が絡んでいて、必ずしも、本当に野菜が身体にいいから推奨されてきたわけではない、というようなことも書かれています。

歴史や、大人の事情的なことは、ちょっと難しいので、割愛するとして、これは、かなりの衝撃。

野菜を食べない選択肢があるとは。

野菜を辞めたとたんに、心臓発作か何か、起こしてしまうんじゃないかという不安も、ちらつきます。

でも、考えてみれば、世の中には、たくさんの「xxだけダイエット」があるし、ベジタリアンや、ビーガンだって、言ってみれば、栄養度外視の、偏った食生活。

それでも多くの人は、そのやり方で、生きています。

だったら、お肉だけでも、問題ないかもしれない。

というわけで、野菜、やめてみました。

ガチガチにやらなくても良し

カーニボアの中心は、もちろん、肉。

牛肉が、最も推奨されています。

いちばん厳しい方法は、牛肉と塩、水のみで暮らすというもの。

それはちょっと、楽しくないですね。

そういう人のために、少し緩めのバージョンもあり。

牛肉のほか、豚肉、鶏肉、魚も、食べてよし、さらには、牛乳や卵(魚卵も)、チーズなど、動物から摂れるものは、食べていいというものです。

もっと緩めるなら、一部の果物と、ハチミツも、食べていい食材に入ります。

野菜も、果物も、特別好きではない私は、「牛・豚・鶏・魚・と、それ関連」バージョンを、採用しています。

避けるべきとされているのが、野菜。

そして、多くのダイエットと同様、炭水化物と糖類も、避けるべきものです。

狩猟時代、ハンターたちが、何を食べていたか、考えてみると、食べていいもの、避けるべきものが、なんとなく、イメージできるのではないでしょうか。

たとえば、現代のパスタやパンのようなものは、当時なかったでしょうし、お米や野菜も、農耕生活に変化してからの産物です。

スイーツも、残念ながら、言わずもがな。

果物や、ハチミツは、山で採れたかもしれませんし、OKなのも、なんとなく合点がいきますよね。

ちなみに、週に1度は、チートデーを設け、炭水化物やスイーツを食べても良しとされています。

結局、食べたいものを食べればいい

カーニボアの本を読み、実際に、ゆるゆるではありますが、やってみて、気づいたこと。

それは、カーニボアでも、ベジタリアンでも、ビーガンでもいい、ということ。

好きなお肉類だけを食べ、一般的に“バランスがいい”とされる食事はしていませんが、始めてから数か月、今のところ、心臓発作の気配もなく、元気に暮らしています。

好きでもない野菜を、無理やり食べなくていいというのは、精神的に、かなり楽です。

要は、野菜が好きで、野菜だけを食べていると心身ともに調子がいいなら、そうすればいいし、お肉が好きで、お肉だけを食べていれば調子がいいなら、そうすればいい。

両方食べたくて、両方食べているほうが調子がいいなら、それもあり。

そういうことなんじゃないか、と感じました。

(著者は、違う、って言うでしょうけど。)

まとめ:聞くべきはメディアではなく身体の声。カーニボアはひとつの選択肢。

今日は、基本、お肉だけを食べる食のスタイル、カーニボア (Carnivore)をご紹介しました。

野菜を食べるな、なんて、無茶苦茶な発想のように聞こえますが、逆に言えば、野菜を食べなきゃ病気になるって、誰がいつ言い出した?とも言えます。

私たちは、メディアを通じていろいろな情報に触れ、何が身体に良いらしい、悪いらしいと、振り回されがちです。

でも、もう少し、自分自身の身体の声に従ってもいいのかもしれないと、この本を読んで、ゆるカーニボアを続けてみて、感じています。

お肉でも、野菜でもいい。身体が調子よくいられる方法を、見つけるということ。

自分の身体を信じるということ。

お肉しか食べない日もありますが、無性に野菜が食べたい日は、身体からのサインだと思って、食べます。

それでいいんだ、と気づいたことは、何を食べる、食べないという話を超えた、大きな発見でした。

食に限らず、無意識に、こうあるべき、こうでなきゃ、という概念に縛られていること、多いですよね。

そういうものも、少しずつ解放して、身体の声に従って生きられたら、、、と思います。

おそらく、本の主旨からは大幅に外れた感想文で、学校なら、バツもらう解釈です。

でも、何かの気づきのきっかけになれば、幸いです。

ちなみに、カーニボア的に、お酒はNGですが、ほぼ毎日、飲んでいます。

聞くべきは、身体の声、ですね。

今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

それでは、また次回。

Ryoko

 

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