こんにちは、Ryokoです。
今日の美味しいお店は、ニューヨーク SoHoのはずれにある老舗バー The Ear Inn 。
知らなければ、入ってみようと思わないかもしれない、古びたたたずまいですが、実は約200年続く、歴史あるバーなのです。
料理も美味しく、ニューヨークを訪れたら、ぜひ一度は訪れたいバーです。
ニューヨークで200年続くバー The Ear Inn
The Ear Innは、約200年続く歴史あるバー。
もとは、『デラウェア川を渡るワシントン』の絵の中に、初代大統領ジョージ・ワシントンと共に描かれているとも言われている、James Brown(歌手のJBではなく)の家だったそうです。
後のオーナーが、ここでお酒の製造、販売を始めたことをきっかけに、バーとしての長い歴史が始まり、禁酒法時代には、隠れてお酒を提供するSpeakeasyとして、人気を博しました。
その後、バーとして新たにオープンする際に、現在のオーナーが看板はそのままに、Bの文字の一部を消灯してEarに。
そうして、Ear Innとして親しまれるようになりました。
なぜ、BarをEarにしたか?
それは、サインも含めて歴史的な建物のため、手を加えるには厳しい手続きが必要で、どうにか、その手続きや費用を避けつつ、新しくできないか、ということで生まれた策だそうです。
オリジナルの生ビールあります
魅力はその歴史ある建物だけではありません。
他では飲めない、オリジナルビール、 Ear Inn Aleがあります。
ニューヨーク州のBrooklyn Breweryが、こちらのバー専用のレシピで、季節ごとに作っているビールだそうです。
その他、ヨーロッパの老舗ブランドもいくつかあります。
きちんと注がれたギネスも美味しいです。
バークオリティを越えた、美味しい料理
そして意外や意外、料理がとても美味しいのです。
例えばムール貝 (Steamed Mussels)は臭みがまったくなく、プリプリ。にんにくがよく効いていてビールにもワインにもよく合う味です。
Hot & Spicy Garlic Shrimpは、トマトクリームソースが絶品です。パンにつけて食べると止まらなくなります。
驚くのは、焼き餃子 (Fried Pork Dumplings)。
中国風の厚めの生地で、具の旨味もたっぷり。バーの餃子とは思えない、本格的な美味しさです。
アペタイザーだけでなく、パスタやステーキも、バーのレベルを超えたクオリティです。
黒板に書かれたその日のスペシャルメニューも、忘れずにチェックしてくださいね。
レトロな空間で歴史を感じながら、美味しいお酒と料理を楽しむことができる場所。
SoHoの中心からは、少し離れていますが、少し足を延ばして、行ってみる価値は充分にあり。
一度どころか、料理目当てに、リピートしたくなるバーです。
SoHoならこちらも
ニューヨーク・ソーホーのフレンチダイニング Balthazar
お店情報: 老舗バー The Ear Inn
326 Spring St, New York, NY 10013(地図)
今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回。
Ryoko
*記事の内容は2018年訪問時のものです。