こんにちは、Ryokoです。
今日は、唐突に、プチ断食の話題です。
思い立ってやってみたところ、うわさ通りの、嬉しい発見がありました。
食べること、飲むことが大好きな人にほど、実は、向いているかもしれない、プチ断食。
注意点も含めて、体験記をまとめてみました。
呑兵衛、食いしん坊の真逆にある断食
断食が健康にいいと聞くようになって、久しいですね。
身体の機能が回復するとか、感覚が冴えるとか、はたまた、ダイエット効果があるとか。
とはいえ、食べること大好き、飲むこと大好きな人にとって、貴重な食事、しかも、1日の終わりのご褒美である、晩御飯と晩酌を抜くなんて、まるで拷問。
どんな効果があるのか知らないが、大好きな晩御飯と引き換えにする価値は、果たしてあるのか。
と常々思っていたんです。
過去に挑戦した時も、たいていは数時間であっさり断念。向いていないと、思い込んでいました。
ゆるく1日だけ、プチ断食を決行
ほとんど興味がなかった断食ですが、ふと、いったいいつから胃腸を休めていないんだろうか、という思いが頭をよぎり、突如、やってみることにしました。
ホリデーシーズンを終えてもなお、食べ過ぎ、飲み過ぎを続けているために、常に胃腸は満タン状態。
当然、体重は増え続け、さらには、頭痛、肩こり、身体のだるさが、慢性的になっていました。
特に、頭痛がひどく、ほぼ毎日、鎮痛剤を飲まずには動けないという期間が、かれこれ1か月以上。
専門的な知識は何もないので、胃腸が満タンなことと、身体の不調がどれぐらい繋がっているのか、繋がっていないのか、わかりません。
でも、腸をきれいにしておくことは、健康にいいというのは、ある意味もう、常識のような話。
だったら、腸を休めて損はないだろうと思ったのが、きっかけです。
ただし、1日だけ。
やり方が正しいかどうかはわかりませんが、とりあえず、ある日の遅めのランチの後から24時間と少し、水だけで過ごしました。
辛かった時間はわずか
始める前は、空腹で震えるんだろうかとか、お腹空いたイライラが爆発したらどうしようかとか考えていましたが、案外、大丈夫でした。
さすがに夜、寝る頃にはお腹が空きすぎて、寒気すら感じましたが、眠りについてしまえさえすれば、問題なし。
翌日のお昼過ぎに、空腹で気が遠くなったりもしましたが、それも、危機を感じるほどではなく。
ほかにすることがあり、食べちゃいけないということに意識が向きにくい環境が保てるという点では、お昼スタートは、正しくない方法かもしれませんが、私には向いていました。
思いがけないいいこと、いろいろ
辛さを感じたのはわずか。むしろ、期待していなかったいいことがいくつもありました。
頭痛が消えた
まず、不思議なことに、1か月ほど悩まされていた頭痛が、空腹のピークを超えたあたりから、突然楽になりました。
首のあたりも、いつもゴリゴリに凝っていたのですが、それも、スッと楽に。
検索したところによると、胃腸がめいっぱい働かなくていい分、血流が頭のほうまで巡るようになり、頭痛や肩こりが軽減するということのようです。
真偽のほどはともかくとして、これは、納得です。
心なしか、いつもは眠い午後も、頭が軽く、すっきりとしていました。
水をたくさん飲めた
1日に水を1.5~2リットル飲むと良い、というのも、よく聞く話ですが、これがなかなか難しかったりしませんか。
断食中は、喉が渇いて、いつもよりかなりたくさん、水を飲みました。
ふだんなら、口さみしくてコーヒーを飲んだり、間食したりしているところを、すべて水に。
おそらく2リットルは飲めたのではないかと思います。
嗅覚、味覚が冴えた
さて、プチ断食が終わり、お楽しみの晩御飯。
本来ならば、重湯やおかゆなど、ほぼ水分から始めるというのが、断食後の正しい食べ方のようなのですが、そこはちょっと無視させていただいて、鶏肉とご飯と、多少の野菜で、韓国料理のサムゲタン風を作りました。
コウケンテツさんのレシピを元に、好きな具材を入れます。
鍋に入れて煮るだけ!手軽に本場の味に!参鶏湯(サムゲタン)の作り方
身体に鞭打った、二日酔いにも良いと言われるサムゲタンですから、断食明けにも悪くないだろうという、都合のいい解釈です。
いつも同じ材料で、同じように作っているのですが、今回は、煮込んでいる間の香りの良さが、たまりませんでした。
いつもこんなにいい匂いしていたっけ、と思うほど。
塩加減も、レシピ通りで、いつもなら、さらに少しお塩や辛味調味料を足して食べているところ、今回は、下味程度の塩加減で充分すぎるほど、味をしっかりと感じました。
思い込み、という線も拭えませんが、おそらく、プチ断食の効果としてよく挙げられる、五感の活性化、だと思われます。
サムゲタンの残ったスープにこれをぜひ
お鍋の〆に 韓国のうどん カルグクス(Kalguksu)が美味しい
適量で満腹に
もうひとつは、断食明けの食事の量が、いつもより断然、少なくて満足できたこと。
これも、たった1日でも、胃が小さくなっているので、いつもほどの量を食べずに満腹になるという、プチ断食の効果と言われるもののひとつです。
薄味で、ドカ食いせずに満足できるなんて、素晴らしく健康的ですよね。
お酒が五臓六腑に染み渡る
断食明けすぐは、さすがに、お酒は控えました。
でも、2日後、いつもの赤ワインを少し飲んだところ、口、喉、食道、胃から、まるで全身にお酒が駆け巡っているかのような、感覚がありました。
これが、なかなか気持ちのいい感覚。
日ごろ、少なからず感覚が鈍っていることが、よくわかります。
また、せっかく断食したんだから、という意識も手伝って、がぶ飲みせずとも、適量で満足することができました。
食べたいものがわかる
それと、もうひとつ。
しばらくの間、自分が今日何を食べたいのか、食べて満足したのか、はっきりとわからない感じが続いていました。
断食後、あれが食べたい!とはっきりと思い浮かぶようになり、逆に、これは食べなくてもいい、という冷静な判断も、できるようになっていました。
個人的には、これはかなり嬉しい効果。
毎日、食べたいものを食べて、大満足して1日を終えられるのは、とても幸せなことです。
その感覚を取り戻せたのは、大きな成果でした。
ダイエット効果は?
24時間食べていなかった分、それなりに体重は減りますが、劇的に、というよりは、誤差の範囲。
ただ、体重減少のきっかけにはなるようです。
断食明けから数日は、ふだんよりも食べる量、飲む量が少なめで満足できるので、順調に体重が減りました。
ただこれは、副次的な効果ですね。
これを機に頑張れれば、体重は減るかもしれず、元に戻れば、増えるかもしれず。
上に挙げた、他の結果のほうが、断食をするメリットだと感じます。
注意も必要です
ただ、あくまでも、これは私の個人的なやり方と、今回の結果です。
たまたま良いほうへ作用しましたが、毎回、必ずうまく行くとも限りません。
断食専門サービスがあるぐらいに、奥の深い、身体に直結することですので、不安がある方は絶対に、正しい方法を学び、専門家に相談して、やるかどうか判断してくださいね。
実際、体質に合う合わないはあるようで、一緒にやってみた家族は、24時間経つか立たないかのころに、頭痛と吐き気をもよおし、その後ぐったりしていました。少しだけ持っている偏頭痛の気が、姿を現したようでした。
そもそもの体質、体格、その日の体調が、結果を大きく左右するのは、間違いないと思います。
頭痛や、吐き気は、好転反応、と書かれている記事もありますが、それを無理やり信じて、突き進むのは、危険かもしれません。
1日とはいえ、無理は禁物です。
まとめ:呑兵衛、食いしん坊こそ時々やりたいプチ断食
今回は、あまりにも唐突ではありましたが、プチ断食体験記を書いてみました。
初めての本格挑戦としては、嬉しい効果あり。
大好きなお食事の匂いと味が、よりはっきりして、その美味しさをより楽しめるようになるならば、食いしん坊にとっては、1日ごはんを抜いてみる価値もあるというもの。
なかなか休肝日が設けられないという呑兵衛も、1日だけ我慢、そして、その後いつもより美味しいお酒が飲めると思えば、耐えられます。
(断食明けすぐに飲んだら台無しですけどね!)
最近食べ過ぎてるな、飲み過ぎてるなという時に、無理のない範囲で、時々こうやってリセットするのもありかなと思える経験でした。
ダイエットよりもむしろ、大好きなごはんやお酒を、より美味しく味わうために。
あくまでも、ゆるく。
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今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回。
Ryoko