少し前のことになりますが、ロードアイランド (Rhode Island) 州へ行ってきました。
アメリカの北東、ニューイングランド地方にある、アメリカでいちばん小さな州です。
ニュージャージー北部からは、車で約5時間。
旅の目的は、何もしないを楽しむ、でした。
日常から離れ、ノープランでただ美味しいものを食べてのんびりする、という時間を楽しんできました。
何もしない旅
数年前から私の中でテーマになっている、何もしないを楽しむ旅。
ぎっちり詰めてなんぼ、旅のしおりもばっちり作成、という若い頃の旅行とは違い、極力ノープランで行き、行き当たりばったりに、やりたくなったことをするも良し、本当に何もしないも良しとしています。
実際には、ちょっとどこかへ何かを見に行ったり、はるばるレストランへ車を走らせたりしているので、正確には、”特には”何もしない旅、ですね。
今回のロードアイランドも、それ。
初めて行きましたが、何もしないを楽しむには持って来いの場所でした。
とにかく魚介類が美味しい
そもそもロードアイランドへ行こうと決めたのは、美味しい魚介類が食べたかったから。
ニュージャージーでは、なかなか美味しい魚を食べることができず、気が付けばサーモンばっかり食べているということになりがちです (サーモンはまぁまぁ)。
ニューイングランド地方は、ロブスターで有名ですが、美味しい魚介類もたくさんありました。
レベルが違うSwordfish
ロードアイランドで何を食べようかと考えていた時、Swordfishが美味しい、という情報が入ってきました。
日本語ではメカジキ、だそうですが、食べたことあったっけという感じ。
アメリカに来て初めて食べましたが、ニュージャージーで何度か、パサパサのSwordfishを食べるうちに、いつしか苦手な魚になっていました。
でも今回、ロードアイランドでSwordfish観が変わるかも、と思い切って食べてみて、びっくり。
ニュージャージーで食べていたあれは何?と言いたくなるほど別物級の美味しさでした。
ニュージャージーで食べるSwordfishよりもふっくらしていて、旨味がつよく、パサつきはまったく無し。
旅のテンション、という調味料も多少は混ざっていたかもしれませんが、ハマり性の私は、二夜連続で、Swordfishをいただきました。

日本より美味しいかもしれないホタテ
ホタテも、たぶん東海岸イチ美味しいです。
もう何年も日本へ帰っていないので、ほぼ日本の味は忘れたと言ってもいいぐらいですが、感覚的に、もしかしたら日本より美味しいかも、のレベル。
ニュージャージーで食べるホタテは、どこ産か多いのかわかりませんが、どうしても臭みを感じてしまうんですね。
シーフードが美味しいとされるお店で食べても、なかなか満足するものに出会いません。
生で食べるなんて、若干の恐怖すら感じたりして。
日本人に染み付いた、魚介類スタンダードの高さを自覚せざるを得ないところです。
ロードアイランドのホタテが美味しいことは知らなかったのですが、店員さんの言葉を信じて食べてみました。
口に運んだ瞬間、これをずっと探してた、と体内から声が聞こえてくるような、日本人が思い浮かべる新鮮なホタテの味。
帰ってきてしばらく経ちますが、いまだにあの美味しさは忘れられません。

お気に入り ロードアイランドの牡蠣
アメリカの牡蠣って、小さいんですよね。
北陸や鳥羽の牡蠣とは別物。ていうかたぶん、そもそも種類がまったく違うんだと思います(ただの推測です)。
日本の牡蠣を恋しく思っていましたが、数年前に、アメリカで好きな牡蠣を探してみようと思い立ち、美味しいと思えた牡蠣の産地を記録し始めました。
そしてわかってきたのが、ロードアイランドの牡蠣が好みだということ。
なので今回、牡蠣はMustでした。
概して、小ぶりながらも、クリーミーで、ちょっとした弾力もあり、日本で食べる牡蠣と、遠いけどどこか似てる、的な味わい。
日本人好みの味なのかな、と思っています。

今回訪れたお店
Trafford Restaurant
285 Water St, Warren, RI 02885 (地図)
*生ビール無し
The Wharf
215 Water St, Warren, RI 02885 (地図)
*生ビールあり
S S Dion
520 Thames St, Bristol, RI 02809 (地図)
*生ビールあり
観光地は昔の大富豪の家
何もしないとはいえ、一応、ロードアイランドの観光地って何だろうと調べてみました。
真っ先に出てくるのが、Mansion Tour。
昔の大富豪の豪邸巡りですね。
英語でMansion(マンション)は、お城のような豪邸のこと。日本のマンションとはまったく意味が違います。
ロードアイランドにはその豪邸がいくつかあって、それぞれに、中を見学できるようになっています。もちろん、有料。
とりあえずひとつだけ行ってみましたが、行く前からわかっていた通り、まったく心動かず。
お金持ちの家の中をお金を払って見せてもらう、ことにあまりロマンを感じず、行った記念に外観の写真を数枚撮って終了、とあいなりました。(外観を眺めるだけなら無料です)

Mansion Tourに関連して、Cliff Walkというのも人気のアクティビティのようです。
歩いていくつかのマンションを巡るもの。
歩くのが嫌いな私はパスしましたが、ロードアイランドと言えばこれなアクティビティなんだそうです。
ロードアイランドきってのリゾートエリア、Newportは、ちょうどシーズンだったこともあってか、大混雑。
お買い物して、海辺でワインを少々、などと夢見て出かけましたが、車からその人混みを見ているだけで疲れてしまい、車窓からのみで、終了となりました。
興味にあるものがまったくなかったかというと、そうでもなくて、途中で通りかかったビーチには、少しこころ揺さぶれるものがありました。
砂浜にはパラソルが並び、海は、バッシャーンと大きな波が打ち寄せる、いわゆる海水浴場の海。
なんだか懐かしい光景を見たような、混んでる場所には行きたくないはずなのに、なぜかここにしばらく居たいという衝動を感じ、しばらく車を停め、窓を開けてその空気だけ、味わいました。
♦♦
ほぼ、ただ食べて飲んで寝ただけの、何もしないロードアイランドの旅。
何もしないを楽しむ旅は、今回も贅沢な時間でした。
あの魚介類の美味しさは忘れられそうにありません。
大きな波の音も、今も心地よく耳に響きます。
車で5時間という距離は私にとってはかなり遠くはありますが、またきっと、行きたくなりそうです。
それでは、また次回。
Ryoko




